お笑いコンビ「ジャルジャル」が10月14日、2人で主演を務めるコントシネマ「サンチョー」を全国15都市で公開すると発表。エンタメ性と長編映画の物語性をかけあわせた新たな映像ジャンルを“コントシネマ”と名付け、ほぼ全ての登場人物を後藤淳平さん、福徳秀介さんが演じきる群像劇スタイルの長編ストーリーとなっています。

「キング・オブ・コント2020」で13代目王者に輝いてからも、YouTubeチャンネルに毎日ネタを更新し続け、ついには登録者総数163万人を突破したジャルジャル。マルチに活躍する2人が次に挑むのは、舞台「JARUJARU TOWER 2021─ジャルってんじゃねえよ─」とのクロスメディア企画“コントシネマ”で、2021年夏に劇場で打った公演を映画化した作品です。
90分にわたりひたすらコントが続く同作。情報解禁とともに公開された映像では、後藤さんと福徳さんが扮(ふん)する、一癖も二癖もある個性派キャラたちの姿が次々と登場。等身大の芸人だけでなく、高校生や教師、美容師、マジシャンの卵と2人で合計11役もの強烈キャラを担当し、個性の強い登場人物たちを見事に演じ切っています。これはカオス。


同作について後藤さんは「そうそう! これこれ! こういうのがやりたかったから芸人なってん! 的なやつです」と念願かなっての企画と強調。一方の福徳さんは「コントが映画化!? 映画でコント!? いやいや、【コントシネマ】です! 自分でもなにかよくわからない!」と戸惑いを明かしつつ「うっすら笑って、心が爆笑するような! そんな【コントシネマ】を是非ご覧ください!」と伝えています。なお、舞台版をすでに鑑賞したジャルジャルファンは表現の違いを楽しめる内容となっているとのことです。


制作の過程では、台本を設けず、設定とストーリーだけをもとにジャルジャルのふたりが登場人物になりきり、その場でリアルに会話を紡いでいく方式がとられたそうです。また、一度コントが始まればラストまでカメラを止めないなど、撮影方法にもこだわりが。映像やビジュアルからは、舞台上のコントではなしえなかったシネマティックな映像表現も見受けられ、より笑いの世界に没頭できる映像クオリティーに仕上がっていることがうかがえます。
同作は11月19日より全国順次ロードショー。詳細については「ジャルジャルコントシネマ『サンチョー ─JARUJARU TOWER 2021─』特設ページ」にて随時お知らせ予定とのことです。


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