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子どものころに描いた絵が、実家に飾られているという人もいるはず。うまく描けなかった点が目につき、恥ずかしい思いをしている人もいるかもしれませんね。自分の絵を大事にしてくれた祖母を描いた漫画に、Twitterで大きな反響がありました。

「雑」な絵がかけがえのない存在に
作者の枇杷かな子(@BiwaAmazake)さんは、小学生の頃、自由研究でチラシを使って貼り絵を作りました。「さっさと終わらせたい」という気持ちで適当に作ったため、仕上がりは「雑」でした。


学校で同級生の作品と一緒に並べられていたときも、ひときわつたなさが目立っていた作品。しかし、枇杷さんの祖母は「大作ねぇ」とほめちぎり、学校から返却されると額に入れて飾ったのです。家に訪れた祖母の友人が、お世辞で貼り絵をほめても喜びます。


枇杷さんは「全然すごくないの」と気まずい思いをすることも。貼り絵は何年も床の間に飾られていました。その後も祖母は貼り絵を自分のそばに置き、祖母が亡くなると骨壺のそばに置かれたのです。
現在、枇杷さんがその貼り絵を持っています。今でも「雑」という評価は変わりませんが、ずっと祖母と一緒にいた貼り絵を、大切にしていきたいと思っている枇杷さんでした。祖母が大切に飾り続けた年月で、ただの「雑」な貼り絵以上のなにかになっていたようです。
漫画には「泣いちゃう」「ほろりとしました」など、感動の声が多数寄せられていました。また、自分が幼いころに描いた絵を祖父母が長く大事にしてくれたという人や、子どもが小さいころに描いた絵を大事にしているという人も。成長を見守る大人の立場からは、上手・下手だけではなく、そのときの輝きやエネルギーを感じるのかもしれませんね。
漫画家の枇杷さんは子ども時代の祖母とのエピソードや学生時代の思い出、夫と暮らす日常などについてのエッセイ漫画、ふたりの少女の何とも言えない関係を描いた創作漫画「田中さんと速水さんはまだ友達なのかわからない」を、TwitterやInstagramに投稿。彼氏との出会いにより、コンプレックスを抱えつつも少しずつ前向きになるまでを描いた『アゴが出ている私が彼に救われるまで』が書籍化されています。
漫画「祖母が迎えに来てくれた日のこと」。祖母の愛がじんわりしみます
作品提供:枇杷かな子(@BiwaAmazake)さん

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