松田翔太、父・優作の三十三回忌を終え「今は真っ直ぐ自分の父親に向き合える気が」　生前の父のスチール写真も公開

　俳優の松田翔太さんが11月6日にInstagramを更新。同日に行われた、父で俳優の故・松田優作さんの三十三回忌法要を受け、父と母・松田美由紀さんへの思いをつづっています。

　優作さんは「華麗なる追跡 THE CHASER」（日本テレビ系）を最後の作品に、翔太さんが4歳の時に逝去。幼くして父を亡くした翔太さんは「葬式に法事と、いつもの弔いの儀式が苦手でした」「それは父親に会う、向き合う時間だったからなのだと思います」と、法要になじめなかったとの気持ちを告白。

　そんな翔太さんも、長い年月を経て「不思議と感覚が変わっている自分がいて、今は真っ直ぐ自分の父親に向き合える気がしております」と、キャリアを積み重ねてきた役者として、また息子として優作さんと向かい合うことができるようになったといいます。

　また、母の美由紀さんに向けても「優作さんの伴侶として母親として、たくさんの愛をいただきました」「自分はしっかり2人の両親に育てられたんだな」と、優作さんの主演ドラマ「探偵物語」（日本テレビ系）のスチール写真を添え、感謝のことばを記していました。

　松田優作さんは1949年に山口県下関市に生まれ、「遊戯シリーズ」や「ヨコハマBJブルース」「野獣死すべし」といったハードボイルド映画で人気を獲得。晩年にはリドリー・スコット監督作品「ブラック・レイン」の出演でハリウッド進出を果たすも、1989年11月6日、40歳の若さでがんのため逝去。

　妻の美由紀さんとの間には、1983年に長男・龍平さん、1985年に次男・翔太さん、1987年に長女・ゆう姫さんをもうけ、3人はそれぞれ俳優や歌手として活動しています。三十三回忌の法要には前出の映画で監督を務めた村川透さんや、「探偵物語」で共演した俳優の水谷豊さん、原田美枝子さんなど、優作さんにゆかりのある参列者が出席したとのことです。