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「校舎裏に呼び出し」といえば恋の告白? それとも不良のカツアゲ? そんな認識の差から男女がすれ違うラブコメ漫画が、おかしくもほほえましいです。作者は漫画家の屋乃啓人(@chimairasuzuki)さん。

好きな男子を呼び出したヒロイン。「告白だ!」と意気込みますが、男子のほうは「カツアゲか!」と勘違いしています。ヤンキー漫画の読み過ぎか、それとも過去に嫌な経験でもあるのか……? とにかく彼は、始まってもいないカツアゲに対し、ぴょんぴょん跳ねて漫画やコントでよくある「小銭ありません」をアピールし始めました。根本的に間違っているのに行動だけ早い。

ところが、ヒロインはそのしぐさを「タンチョウヅルのような求愛行動」と、トリッキーな解釈でポジティブに消化。ストレートに「この通り金ならないぞ」と口で言われても、「金ではなく愛のある家庭を築きましょう」の意味だと捉えます。こっちはこっちで、何もかも自分に都合良く誤解する性格だった。


ヒロインが「望むところだ」と返せば、男子はいよいよ暴力を振るわれると誤解してファイティングポーズ。それをまたヒロインが「積極的で大胆なアプローチ」だと思い込むなど、話は延々とこじれ続けていきます。

このかみ合わないやりとりは、ヒロインの友人が通りすがったことでひとまず中断。結果的に、ヒロインには「告白に成功した」、男子には「また別の機会にシメられる」と、双方にゆがんだ認知が残りました。とはいえ、ヒロインが途中で見せたか弱い姿に、男子がほのかなときめきを覚えたのも事実。何ひとつ分かり合えていない2人ですが、案外うまくいきそうです。
作者の屋乃啓人さんは、2人の恋の行方を「すれ違いラブコメ」としてシリーズ化。Twitterのモーメントと、1月27日発売の短編集『スレチガイも恋のうち』(KADOKAWA)に収録しています。
作品提供:屋乃啓人(@chimairasuzuki)さん

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