映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の公開日が6月3日に決定。主人公アムロ・レイを演じる古谷徹さん、安彦良和監督からのコメントと、総作画監督/キャラクターデザイン田村篤さんによる描き下ろしイラストが公開されました。

同作は1979年に放送された「機動戦士ガンダム」第15話「ククルス・ドアンの島」を基にした劇場作品。シリーズを通じて地球連邦軍とジオン軍の戦いを描く中で、小さな島でたった1人戦う男の数奇な運命を描いたエピソードは、視聴者に強い印象を残しました。
アムロ役を演じる古谷さんは「まさかククルス・ドアンの島が映画になるなんて」と率直な驚きをコメント。68歳となった現在「43年の時を経て、再びガンダムで戦う15才のアムロを劇場版で演じる事が出来るとは声優冥利に尽きる」とアムロやドアンとの再会への思いを伝えています。
また安彦監督は「機動戦士ガンダム」という作品を「名もない『小さな者達』が、たがいに助け合って巨きな敵と闘い、非情な運命の中を生きて行く物語」と位置付け、「ククルス・ドアンの島」にはその作品性が色濃く表れていたと強調。「今、ガンダムの初心を愛するスタッフはそれに光を当て、語り直します」と作品をアピールしました。

古谷徹/アムロ・レイ役 コメント
まさかククルス・ドアンの島が映画になるなんて思いもしなかった。43年の時を経て、再びガンダムで戦う15才のアムロを劇場版で演じる事が出来るとは声優冥利に尽きる。アフレコに際し、自宅で時間をかけて念入りにリハーサルをした。ラストシーンの映像を見終わった時、思いがけず涙が溢れた。とてもリアルなモビルスーツの挙動、表情豊かなキャラクターたち、安彦監督ならではの実に魅力的な作品に仕上がっている。
安彦良和/監督 コメント
ーーー『機動戦士ガンダム』は、名もない「小さな者達」が、たがいに助け合って巨きな敵と闘い、非情な運命の中を生きて行く物語です。かつてのテレビシリーズのなかに、もっともよくそうした色合いを表すひとつのエピソードがありました。しかし、いろんな事情からそのお話は全体の流れからはみだし、取り除かれてきました。今、ガンダムの初心を愛するスタッフはそれに光を当て、語り直します。 ご覧ください。『ククルス・ドアンの島』
(C)創通・サンライズ
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