ねとらぼ
2022/02/19 09:00(公開)

この世のものとは思えない冬の湖の光景 野生生物写真コンテスト、一般投票で選ばれた作品が圧巻

冬のイタリアの湖で撮影。

 ロンドン自然史博物館が「野生生物写真コンテスト」の一般投票部門となる「People’s Choice Special Award 2021(ピープルズチョイス)」として発表した、氷上の樹木を写した作品「Lake of ice」が、自然の神秘にあふれています。

ロンドン自然史博物館の野生生物写真コンテストが一般投票賞を発表 氷の反射が神秘的でステキな一枚が受賞
ピープルズチョイスの作品「Lake of ice」(Qian Guo)

 「Lake of ice」を撮影した場所はイタリアにあるサンタ・クローチェ湖。小さな湖がダムで拡張された半自然湖です。撮影者は2019年の冬に、湖の水位がいつもより高くなっていることに気づきました。その後すぐには撮影せず、さらに寒い状況となり、静かで凍り付いたような瞬間に撮影をしたといいます。写真ではしだれたヤナギが水面に触れ、一部の木が水没している瞬間を捉えています。

 静まりかえった撮影ロケーションについて、亡くなった親友を思い起こさせるようだと語り、「彼がこの忘れ得ないこの感覚を与えてくれたのだと思いたい。だから、今は亡き彼にこの写真を捧げる」と表現しています。

 「ピープルズチョイス」は一般投票により選出されます。応募作品は95カ国から5万点以上にのぼり、同作は25枚の候補からオンライン投票で選ばれました。「Lake of ice」の他にも、次点となる「Highly Commended」として、4作品が選ばれました。自然界に生きる動物たちが見せるさまざまな表情が魅力的です。

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