INDEX
長年にわたって蓄積された“10トンを超える実家の不用品”を、3年以上かけて少しずつ手放していく様子を記録した動画が、YouTubeで10万回以上再生されるなど注目を集めています。
物であふれた11LDKの実家
動画を投稿したのは、実家の片付けや暮らしの記録を発信しているLina(@Lina.nana.375)さん。今回取り上げるのは、3年以上にわたる実家の片付けの様子とその結果をまとめた1本です。
Linaさんの実家はかつてペンションとして営業していた建物で、その広さはなんと11LDK。しかし室内は長年蓄積された物であふれ、子どもの頃から居心地の悪さを感じていたといいます。

断捨離を決意したものの……
そんな環境を変えようと断捨離を決意したLinaさん。ところが、物を捨てられない両親と祖母の存在が、大きな壁として立ちはだかりました。不用品をゴミ袋に入れても「まだ使える」「捨てちゃダメ」と止められ、結局また取り出されてしまうことの繰り返し。思うように作業が進まない日々に、「このままでは一生終わらない」と頭を抱えたといいます。

そんな中で転機となったのが、Linaさんの「これ売れるよ。売ってもいい?」というひと言でした。捨てることには強く抵抗していた家族も、これには「いいよ」とあっさり了承。手放すこと自体への抵抗はなく、誰かに譲ったり売ったりすることには前向きだったのです。この気付きをきっかけに、Linaさんは「捨てる」という選択肢をやめ、「使うか・売るか」の2択へと方針を転換。その結果、停滞していた片付けが一気に進み、売りに出せる物も次々と集まっていきました。

「捨てない」のは、想像以上に大変だった
とはいえ、実際に売るとなるとその手間は相当なもの。フリマアプリに出品するだけでも、リサーチや清掃、撮影、説明文の作成、梱包、発送と、その工程は膨大です。出せばすぐ売れるわけでもなく、時には1年近く売れない物や最後まで売れなかった物もあったといいます。

フリマアプリへの出品が面倒になったときは、街のフリーマーケットに出店することも。しかし自宅近くには会場がなかったため、車で片道1時間以上かけて向かい、時には4時間ほどかけて足を運ぶこともあったのだそうです。

出品したのは、20年以上手つかずだった両親のクローゼットから見つかった大量の洋服や本をはじめ、使われていない大型家具、さらに10年以上開かずの扉だった脱衣所から出てきた衣類や調理器具など。片付けても片付けても次々と不用品が現れ、出品しても終わりが見えない量に、何度も気持ちが折れそうになったといいます。
中でも特に苦労したというのが、キッチン用品の処分。使用済みの食器は買取店では引き取ってもらえず、大量の割れ物をフリーマーケットへ運ぶにも工夫が必要でした。フリマアプリで売れたとしても梱包の手間は避けられず、「捨てない」という選択の裏には想像以上の労力が伴っていたようです。

地道に片付けを続けた結果
苦労が続く中でも、続けることで少しずつ変化が見えてきました。安く売りすぎて指摘されることもあったものの、母は売れた品を丁寧に梱包するようになり、父も仕事の合間に発送を手伝ってくれるように。家族全員がこの暮らしに少しずつ慣れていき、実家の中は目に見えて変わっていったといいます。


こうしてフリマアプリへの出品を続けつつ、フリーマーケットや買取店にも繰り返し足を運び、3年以上にわたって実家の物を地道に売り続けたLinaさん。その総量は10トン以上に及び、売却額は総額約200万円にものぼったとのことです。

「本当にすごい」「尊敬しかないです」と反響
動画の最後でLinaさんは「不用品がお金になったのは良かったけど、買わなければこれ以上のお金を他に使えたと思うと……」と複雑な心境をのぞかせながらも、「使わない物は買わないことと、こまめに手放すことが大切」と締めくくります。また「これからも少しずつ物を減らしていきたい」と、今後への前向きな思いも語っていました。
実家の片付けというリアルなテーマを通して、物との付き合い方を見つめ直すきっかけを与えてくれる今回の動画。コメント欄には、「本当にすごい」「尊敬しかないです」「3年でそこまで片づけれたのは本当に快挙だと思います」「売る選択を選んだ根気が凄い」「よく頑張りましたね!」「本当に長い長い間、お疲れ様でした」など、感動やねぎらいの声が続々と寄せられています。
Linaさんの動画をもっと見る
動画提供:Lina(@Lina.nana.375)さん

