トヨタ自動車のクルマサブスクリプションサービス・KINTOがこのほど、「令和4年版 Z世代のクルマに対する意識調査」を実施。調査結果を公開しました。

調査対象は普通自動車免許を持つ20代の会社員。Z世代といわれる若者層は「クルマ所有と利用」をどう考えているのでしょうか。

「自分名義の自動車を所有しているか」の問いは、やはり東京と地方で大きな差がありました。東京都在住者は20%、地方在住者(今回の調査では、政令指定都市のない県の在住者、以下同)は69.1%。また東京在住者の多くは、「若者のクルマ離れ」と聞いて「これは自分自身のことだ」と感じているようです。

では、「クルマの運転そのもの」はどうでしょう。「クルマを運転することが好きと感じるか」の問いでは、東京も地方も割合が大きく変わらず、約75%が「好きととても感じる/好きとやや感じる」と答えました。
運転そのものは好き・楽しい/たまに乗ると楽しいといったように、ある程度好意的に捉えています。

併せて、「クルマ、欲しいですか?」の問いも、東京、地方ともに割合が大きく変わらず、どちらも約半数が「非常に欲しい、やや欲しい」と回答しました。

「若者のクルマ離れ」は昨今に留まらず、かなり前から言われています。クルマを所有しない多くの理由は「金銭面(維持費、クルマの価格)」と「自身の環境(必要か不要か)」です。調査でも、
- クルマの維持費が高いから
- クルマの価格が高いから
- 駐車場を確保できないから(駐車場が高いから)
- 公共交通機関で十分だから(クルマで移動しなければならない必然がないから)
- 家族のクルマで間に合うから
などの理由が多く挙がりました。駐車場や必須移動手段を勘案した理由は東京と地方で差はありますが、総じて「クルマ所有はお金が掛かるから」は共通しています。東京は「クルマの維持費が高いから」、地方は「クルマの価格が高いから」がクルマを買わない理由のトップでした。
自動車メーカーも従来の「クルマを買う」から、若者世代のニーズも沿った「使いたいときだけ時間課金で使える」カーシェア、「初期投資費を抑えコミコミ月額課金で使える」クルマサブスクなど、「使う、シェアする」手段もある提案を訴求し、利用率を高めていきたい考えです。


調査対象は普通自動車運転免許所持する都内在住および地方(政令指定都市のない県)在住の22歳〜25歳の会社員、各330人。調査は2022年1月21日〜23日の期間、インターネット上で実施されました。
(大泉勝彦)



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