実写版「リトル・マーメイド」予告編に反響、アリエル役歌手の美声に「声を聴いた瞬間推せる」　“肌の色”理由に反発も

　米ウォルト・ディズニー・スタジオが9月10日、実写版「リトル・マーメイド」のトレーラーを公開。同作でヒロイン・アリエル役を務めるのは俳優・歌手のハリー・ベイリーで、公開は2023年5月を予定しています。

　ウォルト・ディズニー・スタジオは、海の世界の映像美が際立つ約1分間のトレーラーを配信。主人公アリエルを演じるハリーが海の底で、同作オリジナルアニメ版の名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」の一節を歌い上げるという内容に仕上がっています。

　配信から間もなく、本国アメリカだけでなく日本でも反響を呼んでいる今回のトレーラー。「実写だから原作とのギャップが怖いけど、映像と音楽聞くと期待せざるを得ない」「この声を聴いた瞬間推せる」とハリーの美声に魅了されるファンが多く見受けられました。

　ハリーは2000年にアメリカ合衆国ジョージア州で生まれ、現在22歳。姉のクロイと組むR＆Bデュオ「クロイ＆ハリー」でも活動しており、2018年のデビューアルバム「The Kids Are Alright（原題）」が第61回グラミー賞で2部門に、2020年の第63回では2ndアルバム「Ungodly Hour（原題）」が3部門にノミネートされています。

　ハリーがアリエル役に抜てきされたのは2019年。ヒロインを黒人が演じるということで当時話題を呼び、“肌の色”を理由に差別的・批判的な声を浴びせられることもしばしば。

ハル・ベリーのツイート

　そんな中、同じく黒人の俳優で「ジャングル・フィーバー」「X-メン」「007 ダイ・アナザー・デイ」といった話題作に出演してきたハル・ベリーが、抜てき直後のハリーに向けて激励の意を表明。「すばらしい機会を得たハリー、おめでとう！」「スクリーンの中のあなたが待ちきれない！」とツイートし、ファンからもたくさんの拍手が送られていました。

　実写版「リトル・マーメイド」はアリエル役のハリーの他、魔女・アースラ役に「ゴーストバスターズ」の俳優のメリッサ・マッカーシーが。トリトン王役には、「ハモンハモン」「ノーカントリー」の俳優ハビエル・バルデムが起用され、エリック王子役には「ベラのワンダフル・ホーム」のジョナ・ハウアー・キングが決定しています。