「愛って大きな何かが起きることじゃなくて、何でもないことを積み重ねられることなのかな」
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2015年に結婚し、現在2児の父親でもある山本さん。ファンを前にしたイベントでは「頭ごなしに何かを伝えるだけじゃなく、興味を引いて会話をしてあげること、問題を考えさせてあげること」と子育ての話に触れ、ジミニーから学んだことを明かします。
アフレコ前には「とてもチャーミングで、どこか抜けているけれど愛があって包容力があって、自分にこの役ができるのかな」と不安を明かす場面もあったものの、インタビューで家族の話をする山本さんのまなざしは、ジミニーのように優しく愛にあふれていました。
「愛って、自分1人の中にはないからね」 山本耕史が考える“愛と良心”

―― 愛や良心は人によって捉え方が異なる、あいまいで難しい概念です。山本さんはこれらをどう捉えていますか?
山本 どちらも人のため、人の気持ちに寄り添えるかどうかが大事だと思います。もちろん「自分が安定していないと人のことなんて」との考え方も分かりますが、人を思えば自分にも余裕ができるし、余裕ができれば人をより思える。
僕はパフォーマンスでも「自分はこれがいいんだ」と自分のことより、「これなら見ている人が喜ぶかな」と人がどう思うかを意識しています。
―― 愛も良心も、“自分ではない誰か”を思いやることと密接につながっているということでしょうか。
山本 まず愛って、自分1人の中にはないから。相手からもらうものであって、相手に返すもの。常に行ったり来たりするものだと思うんです。だから愛に満ちあふれているときもあれば、愛から見放されているときもきっとある。愛が2つに分かれて、2人が手に入れることもあるかな。いろいろな形はあるけれど、自分1人の中にはない。
一方で良心は、自分の中にあるもの。例えば「おばあちゃんが荷物を重たそうに持っているから、何か持ってあげたい」と思うこと。それはまず1つの良心。でもそこから、「持ちますよ」って言ってあげられるかどうかも大切。
「大変そうだな」とは、10人が10人感じるでしょう。そこから歩み寄れるかどうか、良心を形にするのには勇気も必要だと思います。
2児の父親、山本耕史は「今幸せの最中」
―― 最近、家族の愛を強く感じたエピソードがありましたら、ぜひ教えてください。
山本 家族の愛は毎日、どんな瞬間にも感じるなぁ。子どもが朝起きるときも、仕事から帰って「パパー!」って来るときも、旅行に行っていつもよりはしゃいでいる姿も見るときも、幼稚園で何かを作ってきてくれたときも常に感じています。
歌じゃないけれど、何でもないようなことが幸せだったと思う。あと「幸せだった」じゃなくて今幸せの最中だけど。愛って大きな何かが起きることじゃなくて、何でもないことを積み重ねられることなのかなって。
僕がジミニーの声をやることはまだ家族に伝えていないのですが、「ピノキオ」の予告動画を流したときに、子どもが「ん? パパの声がする」と反応したのはうれしかったです。「やっぱり分かるんだ」って。今度本編を見た時に子どもがどういう反応をするのか、今の僕の大きな楽しみです。
―― こちらまで幸せな気持ちになるほど、家族の話をする山本さんからは愛をすごく感じます。ジミニーはピノキオを育てているとも捉えられますが、子育てにおいて山本さんが奥さんとの間で大事にしていることはありますか?
山本 今は我が家では、僕が外に働きに出ているので必然的に奥さんの方が子どもといる時間は長くなる。なので、子どもも“パパがいない時間”には慣れていても、“ママがいない時間”には慣れていない。これは本当に親にとっても子どもにとっても大きな差です。
その上で役割をつけるのは難しい。仮に僕が掃除係になったとして、1週間ロケに出たらその間どうするのって。だから係は決めていないけれど、僕が家にいるときは、なるべくできることをしています。
料理は全部僕がするかな、子どもたちのお弁当を作ったり。たまたま得意分野が違って、奥さんが掃除や洗濯、僕が料理が好きで得意だっただけですが。あ、もちろん奥さんがいないときは掃除も洗濯もしますよ。

ピノキオ

■公開:9月8日から配信中
■配信:ディズニープラス
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