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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第42回「夢のゆくえ」が11月6日に放送。主人公・北条義時(小栗旬さん)の父親で、伊豆に旅立った時政(坂東彌十郎さん)の最期が描かれたことで、反響を呼んでいます。

鎌倉幕府成立から初期を舞台とした同ドラマは義時を中心に、御家人たちの激しい権力争いの様子が描かれていくストーリー。12月18日に最終回を迎えるにあたり、物語は登場人物の退場が相次ぐ“バトルロワイヤル”状態へ。第37話「オンベレブンビンバ」では“最後の”北条家団らんの様子が描かれ、第38話で時政は「彼が戻ってくることは二度とない」という長澤まさみさんのナレーションのもと、伊豆へ旅立ちました。
視聴者が“時政ロス”を起こしていた中、第42回のラストで義時の長男である泰時(坂口健太郎さん)が、足をケガした時政を見舞うため伊豆を訪問。久しぶりに登場を果たした時政は、笑顔で泰時を歓迎します。また時政の側にいたのは妻のりく(宮沢りえさん)ではなく、サツキ(磯山さやかさん)という初登場の女性でした。

「しいさん、全くやってないじゃない!」と“世話焼き”のサツキから怒られる時政は「頼んだわけじゃねぇんだがな、どうしても面倒見たいって言うから。はあ〜、昔から女子には苦労しねぇんだよな」とうれしそうな顔で、泰時と芋を食べながら自身の“モテ具合”をアピール。そして「北条時政はこの後、78年の生涯を閉じた。鎌倉を追われてから10年後のことである」とのナレーションで最期が描かれたのでした。
同日、公式Twitterは坂東さんのコメント動画を投稿。坂東さんは時政の最期を「いい終わり方」とし、「皆さん壮絶な死に方をなさっている中で、最後にこのホワンと柔らかいシーンで終われるというのは、きっと時政だけなんだと思いますよ」と珍しい最期であることを告白。「それを最後にプレゼントしてもらったような気がするので、これも三谷幸喜さんに感謝ですね」と言葉を寄せました。
視聴者からは「もう時政パパに会えないと思っていたので、オープニングに名前があってびっくり! しかもこんなに幸せそうな穏やかな顔で可愛い彼女(?)まで」「再登場の時政パパの醸し出す穏やかな雰囲気に涙がとまらないよ」「第1話のホノボノしていた頃の北条家を思い出しました。泰時さんも、原始の北条家の雰囲気に溶け込んでいて、ファミリー感にあふれて」と穏やかで優しかった“当初の時政パパ”を思い出す声が。
また「最近は戦戦が続いて殺伐とした回が多かった中で久しぶりにオアシスを見た気がしました」「穏やかで静かなラストがとても似合う北条時政でした」「女子だけじゃなく視聴者としてもあっという間に虜にされました」「時政殿にもう本当にお会いできないのが寂しい」「最初から最期まで、たまらなくチャーミングな時政殿をありがとうございました」「彌十郎さん本当にお疲れ様でした!」と“本当の別れ”を寂しがる声や、役者・坂東さんへの感謝の声も続々と寄せられています。
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