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米ラッパーで俳優のアイス・キューブが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のワクチン接種を拒否したことが理由で出演予定だった映画を「降板させられた」と明かしました。アイス・キューブは降板により得るはずだった報酬の900万ドル(約12億5000万円)を失ったとのことです。

アイス・キューブが降板させられたというのは「Oh Hell No」というタイトルのコメディー映画で、主人公を演じるアイス・キューブの母親と、彼の友人を演じるジャック・ブラックが恋に落ちるという内容。ハワイで撮影予定であったため出演者全員にワクチン接種が求められ、それを拒否したアイス・キューブは出演を断ったと2021年10月に各紙で報じられていました。
ポッドキャスト「MILLION DOLLAZ WORTH OF GAME EPISODE」に出演したアイス・キューブは、この報道について初めて言及。「900万ドルを断ったんだ。打ちたくなかったからだ。あのクソみたいな注射を打ちたくなかった。あんなものを俺に打たせようとした奴ら全員がクソ。ハリウッドが今、俺のことをどう思ってるか知らないけどさ」と高額報酬を断ってでもワクチンを打ちたくなかったと報道を認める形になりました。
ところがそのあと、アイス・キューブはもう一度この話題に触れ、「俺は断ったんじゃない。向こうが断ってきたんだ」と訂正。「コロナワクチンとか、注射とか……そんなのいらないんだ。全然効かないし、何にもならない。クソだ。そんなの必要ねえ」とし、報道のようにアイス・キューブがワクチン接種を拒否し降板したのではなく、降板させられたのだと述べました。

アイス・キューブはワクチンには否定的ですが、コロナ禍においてマスク着用を推進したアーティストの1人で、2021年8月には米オクラホマ州バコーン大学にマスク2000個を寄贈しています。
また、アイス・キューブの同作降板が報じられた2021年10月の時点で、非営利団体カイザー・ファミリー財団(KFF)が発表した世論調査では、COVID-19ワクチンに対する信頼感は人種間によって差があり、ワクチンの副作用に対する懸念や接種したくないとする人の数は黒人が白人を大きく上回る結果となっていました。この結果は、過去に黒人が医療発展の実験台とされ、多くの被害者を生んだことも関係しているとみられています。
新型コロナウイルスによる影響を大きく受けた業界の1つであるハリウッドでは、撮影現場でワクチン接種を求められたことによるあつれきが発生する事態も頻発していました。ジェニファー・アニストンはワクチンの接種拒否、または接種したかどうかの問いに答えることを拒否し撮影現場を去るスタッフもいたと告白。トム・クルーズは2023年公開予定の映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」撮影現場で、新型コロナウイルス対策を怠ったスタッフに激怒する音声が流出し話題になりました。
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