電気自動車のテスラ「モデルS」が激しい炎に包まれて、燃え尽きてしまったという車両火災が海外で話題になっています。消火活動には4万5425リットルもの水が費やされました。

事故が起きたのは米ペンシルベニア州の中部を通る高速道路で、海外メディアによるとモデルSは走行中に瓦礫のようなものに接触。車体下部に損傷を受けた直後、モデルSから煙が上がり始めたそうで、危険を察知した運転手は路肩に停車し、一緒に乗っていた3人と愛犬を連れて離れました。
その後、モデルSから激しい炎が上がりました。地元の消防組織が現場に急行して対応にあたりましたが、消火活動は難航。通常の車両火災であれば、水は500ガロン(約1890リットル)あれば十分に対応できるそうですが、モデルSの場合は2台のタンク車で4000ガロン(約1万5000リットル)の水を初動で用意したものの、さらに3つの消防署からタンク車の応援を呼び、最終的に1万2000ガロン(4万5425リットル)もの水が費やされました。


消火活動にあたったMorris Township Volunteer Fire Companyによる現場写真を見ると、そこには車両特定が難しいほど、原型を失ったモデルSの姿が写っており、いかに激しい火災であったのかを物語っています。
電気自動車が搭載しているバッテリー(リチウムイオン)は、一度火がつくと激しく燃え上がり、長時間に渡って高温を維持するために消火活動が難しく、この事故現場でも出火から鎮火までに2時間ほどかかったそうです。
現在は電気自動車などのバッテリーに関連する火災に対応するべく、特殊な消火剤が開発されるなど、さまざまな研究が世界中で進められていますが、現状としては大量の水でバッテリーを冷やすしかないのが実情で、電気自動車の普及を目指していく上で今後の課題となりそうです。
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