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英モデルのケイト・モスとは異母妹でモデルとして活動してきたロッティ・モスが12月21日(現地時間)、エンターテインメント業界で身内が有名人であるため優遇される「ネポティズム(縁故主義)」が頻出しているという批判にTwitterで反論しました。

New York Magazine「ネポー・ベビー」の表紙で2世セレブが赤ちゃんに
事の発端となったのは、米New York Magazine誌と同誌が運営するWebサイトVultureで公開された「2022年が“ネポ・ベビー”と命名された2世タレントたちの採用であふれていた」という内容の記事。これに対しては、「ハリウッドは昔から縁故主義ばかりで、いまさら驚くことではない」とする声や、自身がファンである2世タレントがいかに努力をして今のキャリアを積み上げたか主張する声など、さまざまな意見が寄せられていました。
複雑な思いをツイート
同記事の「ネポ・ベビー」リストには、ロッティにとってめいとなるケイトの娘、ライラ・グレース・モスも含まれていました。また、自身もやはりケイトの異母妹であったことによりモデルとしてのキャリアをスタートしたこともあり、Twitterで「自分が金持ちでも有名で成功者でもない理由を縁故主義のせいにする人にはうんざり」と反論。
さらには「確かにセレブ一家の出身者がそのせいで有利なスタートを切ることができるのは不公平だけど、でもね? 人生は不公平ではない。何かにしっかりと専念していれば、必ず成し遂げられるよ」と縁故主義を非難する人たちに向けて言葉を送り、「どんなことでもだよ! だから他人の成功に否定的になる代わりに挑戦し、自分だけのものを作り上げて!」と鼓舞しました。
ロッティは続くツイートで、「私はこれまで自分に与えられたチャンスに感謝しているので、誤解のないように。大物モデルの親族だという特権が私にはある。それにほかにもいろんな理由で恵まれていて、全てに感謝しているけど、だからってそれを非難されるのは違う」と自身の特権も理解し感謝したうえの発言であると強調しました。
そして自身の一連のツイートへは一般のユーザーから「誰もが上に行けるわけではなく、しばしば金持ちや誰かの親族だからと他人の機会を奪うことがあるというのを、あなたが理解しているのはすばらしい」「個人攻撃をするのは明らかに問題だし、誰も救わない。しかしスタート地点にこれほど大きな差があるという点は、これからみんなのために改善されなければならない問題。セレブな生活はメンタルヘルスを破壊するよ」などのリプライがあり、ロッティはこれらの意見を理解しているという意味なのか、リツイートしています。
写真のフラワーガール最後列の向かって右から2番目がロッティ
ロッティとケイト、仲良しだったころ
現在48歳のケイトとは24歳の年の差があるロッティは、2011年のケイトと英ミュージシャン、ジェイミー・ヒンスとの結婚式でフラワーガールを務めた13歳のときに注目を浴びました。イノセントな雰囲気が話題になり、16歳でモデルデビューしてしばらくは公の場にケイトと姿を現すなどしていましたが、現在は関係があまりよくないもよう。
また、きわどい写真を登録者だけに見せるとされる定額制SNS「OnlyFans」や自身のInstagramでもセクシーな写真を公開したり、リハビリ施設で薬物依存症の治療をしていたと報じられたりとメンタルヘルスの危うさをのぞかせていたことも。
12月半ばのInstagramへの投稿では2022年が自身にとってつらい時期であったことを明かし、「とても若いときから有害な業界にいたことが私に被害を与えた」と述べています。

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