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※2022年にねとらぼに掲載した記事から、特に読者の反響が大きかったものをご紹介します(初出:2022年8月5日)
子どものおむつ替えで多目的トイレを使おうとしたら……「いまだにモヤッとしてる」という体験談漫画に、マナーを守る大切さを考えさせられます。

作者はブログやInstagramで育児日記を公開しているmimi(@mi_mi_ba_by)さん。子どもがまだ0歳だったころ、おむつ替えのために駅でトイレを探していたmimiさんは、使用中の多目的トイレを見つけました。普通のトイレにもおむつ台はありましたが、混んでいたため、多目的トイレが空くのを待つことにしました。
しかし15分たっても空かないため、仕方なく普通のトイレに並ぶことに。そこへ親切な女性が、mimiさんの代わりに多目的トイレのほうに並んで、空いたら知らせにくると申し出てくれます。

しばらくして多目的トイレが空いたと知らせがきたのですが、女性は怒っている様子。出てきた人は、多目的トイレを必要としているようには見えなかったのです。「もしかしたら困っていたのかもしれないし」と女性をなだめて中に入ったmimiさんは仰天。香水のキツイにおいに、ゴミが散乱する光景に「ここは家じゃないんだぞ!」と怒り心頭です。

「最低限のマナーは守ってほしい」「とてつもなく、モヤモヤが残った」と振り返るmimiさん。今まで何度もこういうことがあったそうです。公共の設備は自分だけが使うものではないし、まして多目的トイレは困っている人のためのもの。マナーや配慮を大事にしたいとあらためて思います。
「多目的トイレ」「多機能トイレ」といった名称から、誰でも使える印象をもたれますが、こうしたトイレは通常のトイレの使用が難しい障害者や高齢者、乳幼児連れの人などが対象。国交省は2021年3月に改正した「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」で、高齢者や障害者などに向けたトイレを総称して「高齢者障害者等用便房(バリアフリートイレ)」とし、表示については「多機能」「多目的」など誰でも使用できるような名称ではなく、利用対象と個別機能をピクトグラムなどで表示するピクトグラム等のみで表示するといった留意点を記載しています。
作品提供:mimi(@mi_mi_ba_by)さん
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