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妊娠中の妻が、夫に「子どもが産まれてからも“ママ”と呼ばずに名前で呼んでほしい」とお願いをする漫画がInstagramに投稿され、多くの反響を呼んでいます。投稿には記事執筆時点で8800件以上のいいねが集まりました。
投稿者は、漫画家の桜田ひより(sakurada_you)さん。2023年1月1月8日に、第一子の女の子・ヒナちゃんを出産したばかりです。



話題の漫画は、桜田さんが妊娠初期のころの夫婦のエピソード。ある日桜田さんは、夫の“ひーくん”に「ねぇ」と声をかけました。不思議そうに振り返ったひーくんへ、桜田さんはある頼みごとをします。
「子どもが産まれても、“ママ”って呼ばないで」「名前で呼んで」。うつむきがちに伝える桜田さんへ、ひーくんは「いいよ」と快諾してくれました。

夫へのお願いのきっかけは、沸き上がる恐怖心からだったといいます。こんなとき、桜田さんは自分を守ってくれると感じている「眷属」的な存在・烏天狗(からすてんぐ)の鈴鹿に、心の中で聞いてみるのです。



鈴鹿は、桜田さんの恐怖心を「当然だ」と肯定した上で、名前が単なる記号ではなく魂であること、母になるからといって失われるのは寂しいものだということを伝えました。
世の中には、桜田さんのように子どもを産んでからも産前と変わらない呼び方で夫から呼んでほしい人もいれば、「ママ」と呼ばれることに喜びを感じる人もいます。そして、呼ばれ方が変わることに恐怖心を感じない人もいることでしょう。桜田さんが鈴鹿にそれはなぜかと尋ねると、鈴鹿は「各々違って当然だろう」と答えるのでした。


時は流れ、出産を間近に控えた桜田さんは、夫に頼みごとをしたときの恐怖を理解していました。それは、「ひーくんの中の“洋ちゃん”がいなくなってしまうような気がする」ことへの恐怖だったのです。

子どもが産まれ母になっても、夫婦の関係を変えるのではなく「ずっとひーくんの“洋ちゃん”でいたい」という桜田さん。漫画の最後には、生まれたばかりのヒナちゃんが少し大きくなり、桜田さんとヒナちゃんがひーくんを仲良く“はんぶんこ”する未来の姿を描いています。
投稿を見た人からは「子どもが産まれてからどこに行ってもママと呼ばれ違和感ありまくりでした」「私も自分の価値がママとしてしかなくなるのが嫌で泣きながら訴えたことあります」「私も子どもが産まれても名前で呼んでもらおうと思ってます」など、多くの共感の声が寄せられました。子どもが混乱しないように家族の時間にはパパ、ママと呼びあい、夫婦の2人のやりとりには産前と同じ呼び方をしているという人も多くいるようです。
幸せの形や理想の家族像は人によって違うもの。桜田さんのように、日常の小さな気付きや不安な点は夫婦で話し合っていけたら良いですね。
桜田洋さんのInstagramアカウントでは、妊娠中の出来事や夫婦の日常、スピリチュアルな体験談など、多くのエッセイ漫画を投稿中。Twitterアカウント(@sakurada_you)やブログ「日々洋々」も更新中です。
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