吉高由里子さん主演の新ドラマ「星降る夜に」(テレビ朝日系)の第1話が1月17日に放送。同ドラマに登場する主要人物・柊一星(北村匠海さん)が聴覚障がい者であり手話を使っていることから、視聴者の一部から2022年12月に放送終了したドラマ「silent」(フジテレビ系)の二番煎じ(せんじ)ではないかという声があがっていましたが、両ドラマの医療監修を担当した医師の上村徳郎さんがこれを否定しました。

「silent」は中途失聴者である佐倉想(目黒蓮さん)と、高校時代に交際していた青羽紬(川口春奈さん)の切ない恋愛を描いたラブストーリーで、手話がドラマの中で重要な存在として描かれました。2人の恋愛と並行して中途失聴者である想の苦しみも描かれ、それと同時に手話を覚えることを始めとして、さまざまな形で想に寄り添う紬の姿などが視聴者の心に響き大きな話題を呼びました。

2023年1月17日にスタートした「星降る夜に」も主人公の産婦人科医・雨宮鈴(吉高さん)と恋愛関係になる遺品整理士の一星が聴覚障がい者で手話を使用していることから、「silent」の二番煎じではないかという声が一部であがりました。

これに、両方のドラマの医療監修を担当した上村さんは「監修の御依頼がありましたのはそれぞれ昨年の6月と7月でした」として「星降る夜に」の医療監修の方が先だったことを明かし、「時期がほぼ同時ですので、両方とも手話がモチーフとなっているのは偶然です」とツイート。さらに、あるユーザーが発信した「1クール前のドラマの真似を次クールですぐ出来るわけがない」「これをsilentのパクリだって言ってる人に切実に知って欲しい」とのコメントをリツイートしています。
ネット上では「個人的には重きを置いてる部分が全く違うと思う」「silentとは全然違うよ。違った視点で見応えある」と両方のドラマは手話を扱っているだけで別物だと認識している声とともに、「これはめっちゃ普通の年の差恋愛ドラマって感じ」と「星降る夜に」は一星が聴覚障がい者である点に重きを置かずに進行する恋愛ドラマではないかという声があがっています。
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