親子で過ごす日中を描いたすてきなイラスト。そこに赤ペンで厳しい現実を書き加えた様子がTwitterに投稿され話題になっています。1月31日現在、この投稿には6万2000件を超える“いいね”とともに、さまざまな「赤ペン」画像が寄せられました。現実は厳しい……!

犬用おもちゃ「勝訴」
投稿者は、生後11月の赤ちゃんを育てるイラストレーターのえだまめ(@edamame8piyo)さんです。
えだまめさんが描いたのは、子育て中の午前中の様子をテーマにしたイラスト。朝7時、「よくねた! おはよー!!」とママが起床すると、赤ちゃんもベビーベッドでごきげんな目覚めを迎えた様子です。8時には、オムツ替えとお着換えをすませ、9時に朝食を迎えます。ママが「はい あーん」とスプーンでごはんを口に運ぶと、赤ちゃんはおいしそうに食べてくれました。
11時には、ママと赤ちゃんは一緒にカフェへお散歩に出かけます。いいお天気の中、スタバのドリンクを片手にするお散歩はとっても楽しそう。赤ちゃんもママも終始ニコニコで、とってもすてきな1日ですが……これは、あくまで理想の子育てを描いたもの。現実ではないのです。
そこで、えだまめさんはイラストに自ら現実に即した「赤ペン」を入れていきます。

まずは睡眠時間について。理想のママは「よくねた!」と言っていましたが、現実は2〜3時間おきに搾乳があり、よく眠れてはいません。
スムーズに見えたオムツ替えや着替えも、ママと赤ちゃんではなく「ぜったい着ないマン VS ぜったい着させるマン」の戦いであることが明らかに。赤ちゃんは、ママに感謝するどころか、自分の意志と違うことをされるのを恨んでいるかのようだといいます。
食事中のおだやかな風景には大きなバツをつけ、「バーーーーカ」と一刀両断! ここまで現実との差があまりにあったためか、最後のお散歩シーンには11時を指す時計に「でれねーよ」と一言が添えられるのみになってしまいました。諦めを感じる……!
かわいい赤ちゃんと一緒にいれば、ずっと笑顔で過ごせそうなもの。しかし、まだ言葉が話せず、大人と違うリズムで生活する赤ちゃんとの生活は、決して楽なものではありません。イラストでは育児に焦点をあてていますが、実際には掃除や炊事、洗濯などの家事も加わるのですからもう大変です。
元のイラストと比べると少々激しく見える赤ペンですが、育児経験者にとってはこの赤ペンの声こそがリアル。投稿には「わかりすぎて笑った」「バーーーーカで声だして笑った」と共感のコメントが寄せられました。
また、えだまめさんは、「みなさんお好きに赤ペン先生してツイートしてください みんなの現実見せてほしい」と「理想」のイラストを素材として提供。それぞれの家庭の「赤ペン先生」が続々と集まっています。
どの投稿を見ても、やはりお母さんが寝ることは難しく、オムツ替えでごきげんな赤ちゃんは少ないことがわかります。また、食事やお出かけも一筋縄ではいかないのです。
理想のイメージと現実が大きく異なるのが育児。えだまめさんの投稿のようにSNSで各家庭の「リアル」が見えることで、元気づけられる人も少なくないのではないでしょうか。
えだまめさんは他にも、育児をテーマにしたイラストをTwitterアカウント(@edamame8piyo)で多数公開しています。
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