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環境省が公開している「地域循環共生圏」なる資料が、あまりの複雑さに「霞ヶ関パワポ2023年チャンピオン」と評されています。言ってる意味はよく分からないけれど、とにかくすごいレイアウトだ。

地域循環共生圏とは……?(画像は環境省公式サイトより、以下同)
地域循環共生圏とは、脱酸素化やSDGsの実現を目指すうえで、環境省が提唱した構想。概要説明では「各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方」とされており、それを図示したのがくだんの資料というわけです。

全体図。言われてみれば曼荼羅(まんだら)のような風格がある
しかしこの表現が、各要素が散らばっていてとにかく読解が困難。中心の「地域循環共生圏」から、「災害に強い町づくり」「多様なビジネスの創出」「自立分散型のエネルギーシステム」などのキーワードが広がり、それぞれに「物流の地域拠点か・防災対応」「再エネビジネス(バイオマス)」「エネルギーの地産地消と地域間融通」といった具体案が付随し……と、一応カテゴリごとにまとめられてはいるのですが、字は細かいわ各要素の線引きはあいまいだわで、どこから読めばいいものかと、読み手の目を滑らせます。
この資料の初出は2018年ですが、コンサルティングなどを手がける桜井駿(@shunn_sakurai)さんが、「霞ヶ関パワポ2023年チャンピオン」と紹介したことで、あらためて注目を集めました。5年もの間他の追随を許さない、グランドチャンピオンということでしょうか。
複雑怪奇な図は「何が言いたいのかよく分からない」「曼荼羅図」「これだけのリソースを扱えるPowerPointというソフトもすごい」「どこかにウォーリーが隠れているのでは」などと話題を呼びました。
なかには、「何かを説明するための資料ではなく、『その件に関してはすでに説明済みです』と言うためだけの資料」「霞ヶ関におけるパワポはプレゼン資料じゃなくて辞書ですし、むしろ優秀」「関係各署の意向を漏れなくくみ取らざるを得ないので、霞ヶ関資料として致し方ないとお察しします」など、踏み込んだ意見も。桜井さんは「何を伝えるかより、何も漏らさないことを優先されたのでしょう」と所感を述べています。
協力:桜井駿(@shunn_sakurai)さん
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