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重くて厚みがすごい文庫本を集めた「春の鈍器本まつり」が紀伊國屋書店の新宿本店で開催中です。ページ数や重量の紹介つきで陳列される、超重量級の本たちについて担当者は「製本技術の高さを見てほしい」と語っています。

“鈍器本”とは、ページ数が多く分厚さと重さがすごい書籍の通称。見た目のインパクトが本というよりも武器に見えてしまうことから、「鈍器」になぞらえて親しまれています。フェアを知らせるポップには「各文庫レーベルから、最厚を集めました」と記載されています。
今回のフェアで、最も厚みと重さがあるものは京極夏彦『絡新婦の理』(講談社文庫)だったとのこと。内容量は1389ページ、約610グラム。京極夏彦さんは他にも数多くの“鈍器本”になる作品を書いていて、横に並べると迫力満点です。デビュー作『姑獲鳥の夏』も一般的書籍としてはかなり分厚いはずですが、その後の作品と比べるとなんだか薄く見えてしまうから不思議。


ちなみに同フェアで最高価格の本は『七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』で、3465円でした。担当者に話を聞いたところ、「鈍器本まつり」開催のきっかけは、京極夏彦さんの超重量級文庫が並ぶ様子を見ているうちに「他のレーベルはどうなんだろう?」と疑問に思ったことだったといいます。

これだけ分厚くてもバラバラにならないのは、製本技術の高さゆえだそうです。使用する紙へのこだわりも含めて、本としての完成度も優れているということで、手に取って確かめてみたくなりますね。ちなみに売れ筋は『大江健三郎自選短篇』(岩波文庫)とのこと。こちらも840ページあるなかなかの鈍器本です。
同フェアについてネットでは、「凶器になるほど厚い本って本当に幸せを感じる。その厚さの分だけ内側に居られるからな」「最高です」「我が家の鈍器本コーナーにも、そろそろ新しい鈍器が欲しい」「流石の京極様…!!」といった声が寄せられています。
「春の鈍器本まつり」は、紀伊國屋書店 新宿本店で4月6日ごろまで開催予定。
画像提供:紀伊國屋書店 新宿本店(@KinoShinjuku)、記事:関口雄太、企画・取材:十津川あきら
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