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フィギュアスケート米代表のイリア・マリニン選手が4月23日、InstagramストーリーズとTwitterに謝罪文を投稿。前日に行ったInstagram配信中の不適切な発言を長文で謝罪しました。
マリニン選手は「私の発言で影響を受けた方に謝罪したい」「この失態を取り消すことはできないと分かっています」とコメントしつつ、繰り返し「特定の誰かや、ファンの誰かの傷つける意図はなかった」「誰に対するヘイトもなかった」と悪意あっての発言ではなかったことを強調。
「私の“ティーンエージ”的な行為を謝罪します」「間違いだと分からせてくれて感謝します」と自分の幼さが招いた事態だと反省する姿勢を見せながら、「スケート人生を通じて応援してくださる皆さんへいつも感謝しています」とファンへ伝えました。

マリニン選手の発言は、フィギュアスケートではゲイの方が採点時に有利だとやゆしたと受け取られるもので、これが差別的なものだと炎上。現役から元選手までフィギュアスケート界にはゲイを公言する関係者も少なくなく、国別対抗戦でマリニン選手のチームメイトだったジェイソン・ブラウン選手や、仏代表として同じく同大会に出演したケヴィン・エイモズ選手は自らの性的指向を明らかにしています。一方で米代表として北京五輪で金メダルを獲得したネイサン・チェン選手はインタビュー中に「ホモセクシャルやLGBTQが大多数を占めるスポーツ」と発言し炎上、謝罪したこともあります。

またマリニン選手は同じ配信中、自身より先に公式戦で4回転アクセルに挑戦しながら成功はしていない羽生結弦さんについて、「(自分が4回転アクセルを公式戦で初めて成功させたことについて)若干いらつきながらも最後には祝福してくれた」ともコメントし一部で反感を買っていました。
マリニン選手は4回転アクセルを中心とした高難易度ジャンプを武器に、シニアデビューを果たした2022-2023シーズンでいきなりグランプリシリーズ2勝、グランプリファイナルと世界選手権で3位となる好成績を収めた次世代の注目選手。本人は全て一連の発言を“ジョークだった”としていますが、18歳はすでに成人で幼さは言い訳にならないという反発もある傍ら、失言1つで業界を追放しようと徹底的にたたくキャンセルカルチャーへの抵抗感など、SNSにはさまざまな反応が投稿されています。
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