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カナダ出身の俳優マイケル・J・フォックスが4月30日、ニュース番組「CBS サンデー・モーニング」に出演。インタビュー中、パーキンソン病との闘病について「日ごとにつらくなっている」「僕は80歳までは生きられないだろうな」などと率直に語り、ショックが広がっています。
1991年、キャリア絶頂期の29歳のころにパーキンソン病の診断を受けたマイケル。5月12日にはApple TV+で自身の半生を追ったドキュメンタリー「Still(原題)」の公開が控えており、今回の番組は映画公開に合わせたインタビューとなっています。

番組でのインタビュー中、61歳のマイケルは30年を超える闘病生活について「正直に言って、とても深刻。日ごとにつらくなってきてる」と悪化していることを説明。「僕は脊髄の手術を受けたんだけど、それが始まり。歩き方がめちゃくちゃになって、両腕が折れて、ひじ、手や顔も骨折した」と身振り手振りをまじえながら、術後の苦労を明かしました。
インタビュワーが「転んだってことね?」と尋ねると、マイケルは「そう。(転倒はパーキンソン病患者にとって)命取りだよ」と指摘。「転倒したり、誤嚥(ごえん)を起こして肺炎になったり。パーキンソン病そのものが直接の死因になるわけではないけど、たしかにパーキンソン病で死んでしまうんだ」と告げ、「僕が80歳を迎えることはないだろうな」とインタビュワーを見つめています。
インタビュー終盤では、「この病気がとても深刻なものだと理解してるけど、同時に僕は対処する方法をわかってる」とコメント。「感謝の気持ちがあれば、ずっと楽観的でいられる」「何か感謝できるものを見つけられたら、楽しみも増える。そうすれば大丈夫なんだよ」と前向きに語りかけていました。

視聴者からは、「勇気をありがとう」「マイケルがここまで弱っていると知ってとても悲しい。でもこのインタビューには彼の強さが詰まってる。頑張ってほしい」「マイケルがいた80年代は僕の宝物。マイケルはヒーローだ!」「29歳で大きな病気を患ったにもかかわらず、今なお人々を魅了し続ける。すごい人だ」といったメッセージが続々と届けられています。
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ゴースト・オブ・ミシシッピ」などの出演で知られる俳優のジェームズ・ウッズは5月1日にTwitterを更新。番組宣伝ツイートを引用し、「マイケルは私がこれまで仕事を共にした中で最高の人間の一人。『ハード・ウェイ』(共演作)の撮影は大変だったけど、彼はいつも陽気で親切で、とても楽しかった。だから、彼がこの獣のような病にありながらも人々を勇気づけていることは、当然だと思える」とコメントしていました。

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