現地時間6月8日に行われた全仏オープン混合ダブルス決勝戦で加藤未唯選手(日本)とティム・プッツ選手(ドイツ)が勝利し、両選手ともに四大大会での初優勝を果たしました。加藤選手は4日に行われた女子ダブルス3回戦で、相手チームの猛抗議により失格になるという悲劇に見舞われてしまったことでテニス関係者やファンから多くの反響が寄せられ、優勝スピーチではその出来事に言及しています。

加藤選手は4日、試合中に自コートのボールを軽く打ち返球しようとしたところ、ボールガールの頭部に当ててしまい泣かせてしまうという出来事がありました。
審判が加藤選手に警告を与えたところ、相手ペアであったサラ・ソリベス・トルモ選手(スペイン)とマリエ・ブズコバ選手(チェコ)が審判へ猛抗議した結果、加藤選手とパートナーのアーディラ・スーチャディ選手(インドネシア)は失格に。相手ペアがスポーツマンシップに反するという意見や審判の失格判定は不当であるとの主張など、批判や論争が巻き起こる事態となりました。

混合ダブルス優勝後、加藤選手は前日の夜に用意したという英文を読み上げる形でスピーチ。「失格後の数日、精神的に厳しい状況でした。心のこもった応援メッセージをくださった選手やコーチ、みなさんに感謝します。前向きなエネルギーを全て使って、今日ここにいられます」と失格後つらい数日を過ごしたこと、また前向きな気持ちになることで優勝を手にできたこと、支えてくれた全ての人への感謝などを述べます。
そして「アーディラ、そしてインドネシアのファンのみなさんありがとう。失格は残念でしたが私たちが今度は女子ダブルスで優勝できるよう、私はベストを尽くします」と観客席にいる女子ダブルスでのパートナー、スーチャディ選手に感謝。さらに加藤選手は自身とスーチャディ選手を失格に追い込んだ相手ペアの名前も出し、「サラとマリエへ、アーディラと私はまたどこかであなたたちと対戦し、すばらしい試合ができることを願っています」とスポーツマンシップを示すようなメッセージを送りました。
加藤選手は最後に、今回の対応にテニス関係者からも強い批判が寄せられている大会へ呼びかけ。「最後に全仏オープンへ、失格については残念です。しかし私は自分のアピールに対して前向きな結果を求めており、賞金とポイントが戻ってくることを願っています」と毅然とした態度を示し、スピーチを締めくくりました。
通常失格になった選手は賞金とランキングポイントの没収、また他の試合への出場も禁じられます。加藤選手は失格後、大会から賞金とポイントが没収されたことを報告しており、これについては正式に全仏側へ提訴しています。本来ならば女子ダブルスで失格になった場合、混合ダブルスへも出場できませんが、加藤選手は記者会見で大会や女子プロテニス協会(WTA)の配慮があり出場できることになった旨を明かしました。
混合ダブルスのパートナーであるプッツ選手はスピーチ中、風で飛ばされそうな加藤選手の原稿を持っていてくれ、優勝セレモニー中には「未唯、この10日間で、信じられないことが起こった」と優勝の驚きを伝えます。「これが君の助けになればいいな。優勝できてとても、とてもうれしいよ」と優しさを込めつつ喜びを表現しました。
加藤選手の方もプッツ選手へ向け「あなたがパートナーで良かった」「いつも私を支えてくれて、励ましてくれてありがとう」と感謝を述べました。

加藤選手は優勝後、自身のInstagramへプッツ選手と優勝カップを掲げる写真などを数枚投稿。そして「みなさん、たくさんの応援を本当にありがとうございました! 私は目標を達成することができました! みなさんが私の気持ちを高めてくれ、私は集中し、ベストなプレイができました! 暗闇の中でも、輝く光があなたを最終目標の達成まで導いてくれますように! 前向きに、そしてあきらめないで! 加藤未唯」と応援してくれた人々と力を分かち合うようなコメントを英文で添えました。
この投稿へは、「今週のあなたほど優勝に値する人はいません!! 1番大切なことはいつも笑顔で、誰にも何も奪われないこと」「あなたのスピーチ、的を得ていて、とても良かった。みんな忘れないで、彼女、女子ダブルスで優勝するからね」「今日あなたの勝利が見られてとてもうれしいです。カリフォルニアのファンは今週ずっとあなたを応援していましたよ。おめでとう」「ありがとう、あなたの努力に感動しました。ポーランドからお祝いとご挨拶を」など、世界中のファンが彼女の優勝へ祝福と喜びを伝えています。
また、日本のファンからも「おめでとうございます! あんな事が有っただけに、プロアスリートの誇りを守る為にどうしても必要なタイトルでした。」「優勝おめでとうございます。とても感動しました。一つの大会でこんなに精神的にタフな試合をして、優勝するって言葉では言い表せないくらいすごい事だと思います」など、加藤選手の優勝に心を揺さぶられたファンからのコメントが寄せられています。
なお、加藤選手は6月9日、頭部にボールを当ててしまったボールガールとの2ショットをInstagramで公開しており、「あなたが元気で、ボールガールとしてボランティアを続けていると聞いてうれしいです」「私からの贈り物を楽しんでくれるとうれしいです」と和解の言葉を添えていました。
ボールガールとの2ショット
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