ねとらぼ
2026/05/21 07:00(公開)

喫煙者の男性が“ジムニー”のダッシュボードを切り落とし…… 「変態の極み」「カッコいい」まさかの光景に「憧れます」

 兄弟の力も借りながら30年前のジムニーの内装を加工していく動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で11万回を超えており、「変態の極み」「カッコいい」「憧れます」といった声が寄せられています。

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ダッシュボードを切り落とし……

 投稿者は、YouTubeチャンネル「ZEL worksジルワークス」を運営しているジルさん。ジムニー初心者だったころに譲ってもらった走行距離22万キロのJA11ジムニーをレストアするプロジェクトに取り組んでいます。

改装するJA11ジムニーのダッシュボード
JA11ジムニーの内装を変えていく!

 今回の動画では、運転席横にあるオーディオ周りのパネルを仕上げていきます。まずは、エアコンの吹き出し口部分のフレームを加工。フレーム下側にある灰皿を切り落としました。喫煙者であるジルさんとしては灰皿を残したかったそうですが、スペース的に厳しかったとのこと。

 カットした吹き出し口のフレームとパネルの外枠を削って下準備したら、使い慣れた接着剤で仮固定。元はバラバラだった外枠と吹き出し口が一体となりました。ここにカーナビ用の枠とスイッチ用の枠を付けていきます。

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3Dプリンターと弟の助力

 カーナビとスイッチ用の枠は、どちらも3Dプリンターで出力したもの。加工しやすく耐熱性のある樹脂を使っているため、夏場でも変形する心配はありません。吹き出し口のときと同様に仮止めで位置を確認してから、接着剤でガチガチに固定します。

3Dプリンターで作ったカーナビ用とスイッチ用の枠
新しい試みとして3Dプリンターでパーツを作成

 3Dプリンターで出力するにあたり、スイッチ用の枠は寸法を測った後に3DCADを使って印刷用データを作りました。しかし、カーナビパネル用の枠は、パネル本体に合わせて微妙なカーブをつける必要があったとのこと。そのため3Dスキャナーで読み取ってから印刷用データを用意しました。

 このカーナビパネル用の印刷データを作ったのは、ジルさんの弟さん。仕事で取り扱っているため3Dデータには詳しいそうです。今回の作業では弟に「丸投げ」する形となったジルさんですが、自分一人でも作れるようにテレビ電話を通じて弟さんからいろいろ教わっていると明かしています。

 取り付け位置も問題ないと分かったところで、外枠とエアコンの吹き出し口、カーナビ用、スイッチ用の枠を接着剤でしっかりと固定。乾燥させたら“モリモリ”になってはみ出ている接着剤を削り落とし、パテで部品の隙間を埋めていきます。

フレームにパテを盛り付ける
パテで隙間を埋めていく

 パテで埋める作業と表面を削る作業を繰り返した結果、フレーム表面はかなり滑らかになりました。この状態でサーフェイサーを吹き付けて、表面上に小さな段差やラインのゆがみが残っていないかチェック。ヤスリがけで細かい部分を修正します。

サーフェイサーをフレームに噴き付ける
サーフェイサーを塗って、表面の形状をチェック
サーフェイサーを塗ったフレームにヤスリがけ
ヤスリで細かく修正
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注意して塗り重ねる

 フレーム全体の修正も終わったので、次はダイハツの塗料「X10」を使って塗装。とても黒色に近いですが、光が当たるとグリーンゴールド系の色に見えるそうです。

 まずはフレームの隅から塗装を開始。濃い灰色だったフレームが少しずつ黒ずんでいきます。塗装のコツは「ここでツヤを求めない」こと。着色作業の間はとにかくムラが生じないよう薄く塗って乾かす工程を繰り返し、均一に仕上げるのが大事だとしています。

ダイハツの「X10」でフレームを塗装
黒に近いカラーリングの「X10」で着色

 うっすらとツヤがある程度に色を塗ったら、次はクリア塗装。複数回吹き付けてツヤを出します。吹き付け作業を繰り返すほどに塗料が垂れるリスクも高まっていくため、「もうちょっと塗りたいな」と思った段階で切り上げると良いそうです。

クリア塗装によりツヤが出てきたフレーム
塗料が垂れないよう注意してクリア塗装

 軽く乾かしながら3回吹き付けを行い、最後のクリア塗装を実施。垂れないギリギリを狙って塗り重ねます。最終的にはかなり厚くなってしまいましたが、無事に垂れることなく塗膜は美しい状態を維持。1日かけてしっかり乾燥させたので、いよいよ組み付け作業に入ります。

新品の吹き出し口を取り付けたフレーム
完成は間近

 新品のエアコン吹き出し口のパーツを取り付けた状態で、元の場所にセット。作業は順調に思われましたが、なんとシートヒーターのスイッチが枠に収まりません。

 どうやら、そもそもの設計が攻めすぎていたようです。せっかく作った塗膜を傷つけないよう注意しながら、枠の穴を削って拡張。スイッチ側も少しだけ削ることで、何とか枠内に各スイッチがはまりました。

削ることでフレームにはまったスイッチ
無事にスイッチもはまった

ついに完成したパネル

 再び元の場所に戻して配線を接続。ビス穴のフタを塗り忘れるという細かいミスが判明したものの、取り付け作業自体は問題なく終わりました。スイッチも動作しており、しっかり機能しています。

 これでジムニーのパネル加工は完了! “最初からこのような内装だったのでは”と思えるほど違和感なく仕上がりました。今後はむき出しになっている配線を隠すパーツの作成や、スピーカーをドアへ移設する作業を考えているそうです。

完成した現代仕様のダッシュボード
フレーム部分が現代仕様に!

 これまでのレストアやカスタム履歴は同チャンネルの再生リストで見られます。なお、自作パーツの取り付け・加工は保安基準を遵守した上で、自己責任にて行いましょう。

 現代仕様となったダッシュボードを見た視聴者からは、「自作のレベルが違いすぎる」「見た目、フィット感、全て違和感なし本当に純正品そのもの」「ジルさんに3Dプリンターは、鬼に金棒っすわ」「思い描いた物を具現化できる知識と技術憧れます」「センスが半端ないです!!」など驚きの声が多数上がりました。

 また、寄せられたコメントの中には、動画内で取り付けたシートヒーターのスイッチがL/R逆であると指摘する声も。視聴者から報告を受けたジルさんは、スイッチを取り付け直したと伝えています。

 ジルさんはYouTubeのサブチャンネルとX(Twitter/@RzZjw)、Instagram(@zel_works)も運営中。車の整備やワンオフパーツの制作工程などを公開しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「ZEL worksジルワークス

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