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ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、音楽系企業FRAGMENTの対馬芳昭 代表取締役がnoteで声明を発表。ジャニー氏による性加害問題について「嘘偽りなく答えるのであれば『知っておりました』」と認めたうえで、これまで同社との協業で得た86万円全額を寄付すると明言しました。FRAGMENTは、レコードレーベル「origami PRODUCTIONS」「ASTERI ENTERTAINMENT」を運営しています。

画像は9月7日に開かれたジャニーズ事務所の記者会見より
対馬氏によると、ジャニーズ事務所と同社は不定期ではあるものの、2014年から約9年間にわたり仕事をしており、同社に残った営業利益は累計で約86万円になるといいます。テレビやラジオでの共演もありますが、ツアーバンドや楽曲アレンジに対する対価が主で、作詞や作曲、プロデューサー印税はないとしました。
対馬氏はジャニー氏による性加害問題について、「嘘偽りなく答えるのであれば『知っておりました』と言わざるを得ません」と明言。生前ジャニー氏に会ったことも、性加害の現場も見たこともないとしつつも、ネットなどを通じて過去にたくさんの人々が被害を訴えていたことは把握していたとしています。
そのうえで、ジャニーズ事務所による記者会見を経て、「性加害の上に成り立っていた会社の繁栄の一端を担った」「弊社の繁栄の一部もジャニーズ事務所からの売上である」「被害を訴えている方々がいるのにも関わらず気を止める事なく利益を優先した」という事実と向き合う必要があると思いいたったと説明。
「仕事の現場で関係者に『噂は本当ですか?』と問う事なんてできない…あくまで噂だと思っていた…と言ってしまうと過去の自分と全く同じ『逃げ』になってしまいます。クラスにいじめがある噂を聞いているが、それを誰にも報告する事なく静観する事は結果として加担している事になります。もちろん子供であれば恐怖からそういった行動を取れなかったという事はあると思いますが、大人である私は加担した側にいたという事を認識すべきだと考えております」(対馬氏)

画像はFRAGMENTの対馬芳昭 代表取締役のXアカウント(@Yoshi_origami)より
また、対馬氏は「自分の利益や立場よりも抵抗できない子供達を守る事を最優先に考える」「強者の側に付き弱者の声を潰すという構造を改善する」といった日本社会にアップデートするためには1人1人が当事者意識を持つことが必要だと前置きし、86万円全額を子どもの虐待や貧困を支援する団体に寄付すると公表しました。なお、寄付については「私自身の判断によるものですので他者に同じ行動を促しているわけではありません」と補足しています。
対馬氏は「長きに渡り被害に遭った方々の声を無視し、利益を優先した事に関してここで謝罪いたします。自分の身を守る事を優先した過去の自分を大変恥ずかしく思います」と謝罪。今後については「子供に対する性的搾取、性的虐待、マインドコントロール、グルーミングによって繁栄するような構造を問題として認識し、然るべき対応を取るよう自分自身に言い聞かせる必要があると感じております。また、自身の行動も省みて加害者にならないよう肝に銘じていこうと思います」と述べています。
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