ハロプログループ、ふるさと納税用いた地域活性化イベントが物議　“後出し”解禁に不満が噴出「消費者に誤解を与えてしまってる」

　ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「OCHA NORMA」の岡山公演がファンの間で物議をかもしています。ふるさと納税でのチケット入手システムと同時開催されるバスツアー参加要項がかみ合わないとファンがSNSで不満を訴え、「バスツアー」「ふるさと納税」がX（Twitter）でトレンド入りしています。

　当該のコンサートは、地域活性化コンサートと題し岡山県備前市とコラボしたもので、ふるさと納税の返礼品として11月19日に備前市内で開催されるコンサートのチケットや、オリジナルグッズが用意されていました。価格はファンクラブ（以下FC）会員と一般向けで異なり、前者は3万3000円で後者は3万6000円。また、グループメンバーの西崎（崎はたつさき）美空さんは岡山県出身という縁があります。

　さらに上記コンサートに伴い、18日から19日に岡山県へのFC限定バスツアー開催が決定。2022年7月にメジャーデビューしたOCHA NORMAにとっては初のバスツアーです。

　7月の情報解禁時点では、ふるさと納税が唯一チケットを手に入れる手段で一般販売予定の告知はない中、バスツアーの参加条件として会員向け告知ページには「岡山県備前市×OCHA NORMA 地域活性化コンサートのチケットをお持ちの方が対象」と明記。その後バスツアーの詳細が解禁される中で、チケット販売予定が発表。のちに1枚8300円の価格でFC向け、また一般販売開始となりました。これを“後出し”と受け取り、9月20日にバスツアーの当落が発表されると、主にふるさと納税者からの不満がSNSへ投稿されるようになりました。

　いち早くふるさと納税を介してチケットを入手しながらも、バスツアーに落選したファンも多く、「バスツアー参加の条件として備前市にふるさと納税させたのに、6万円納税だけさせてバスツアーは参加させませんって流石に詐欺すぎない？」「最初はふるさと納税しないとバスツアー申し込めないはずだったのに未納の人が行けて3万+の納税したオタクがいけないバスツアー、申し訳ないけどライブすら行きたくなくなったよ」と不満が噴出。

　「後日の一般販売もありますと書いてないためバスツアーは納税する必要があると消費者に誤解を与えてしまってる」「よく読むとチケットを持っていればいいってことで入手手段の指定はないんだけど、チケットの入手手段としてふるさと納税だけしか案内していないから他の方法がないと解釈されても仕方がない」と情報解禁の記載にさまざまな意見が投稿されています。