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近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による繁殖・販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
昨今、COVID-19(新型コロナウイルス感染症/以下、コロナ)の影響でペットを飼う人が増加。一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査によると、2021年の新規飼育者は犬がわずかに減少しているものの猫は昨年より多く、ともにコロナ前より増加している結果となっています。
そんなペットブームの裏には、多頭飼育崩壊や飼育放棄などの問題が潜んでいます。家族の一員としてかわいがられるペットたちが多くいる一方、飼育放棄されたたくさんの犬猫たちが愛情を求め、里親を探しているのです。
そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。

第33回は飼い主・桜並木さんと暮らしていた保護猫「ジャガー」くん。人懐っこい子猫だと思っていたら……驚きの変貌を紹介します。
―― ジャガーくんとの出会いと、保護当時の状況を教えてください
桜並木さん:出会いは2010年の10月末でした。当時ジャガーは生後2カ月ほどの子猫で、うちの庭でおなかを空かせて鳴いていました。

ジャガーは風邪をひいており、「飼ったらお金がかかりそう!」と心配で、単純に困ってしまいました。しかし寒くなってくる時期だったので、「見捨てたら死ぬ」と思い保護しました。

出会ったときは人懐っこかったのですが、それは仮の姿で、家になじむと王子様気質の猫に変貌しました。人間は下僕扱い、気まぐれにしか甘えてこない、気に入らないとかむ猫です。

―― ジャガーくんの現在の様子を教えてください
桜並木さん:1月に扁平上皮(へんぺいじょうひ)がんと診断され、2月に下顎を全切除しました。



―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください
桜並木さん:動物とはいえ感情のある生き物という点では、人間と同じです。人と接するように動物にも接する必要があるとも思います。虐待は以ての外。


(了)
人懐っこい仮の姿から一変、王子様気質の猫に変貌したジャガーくん。きっと桜並木さんには、どちらの姿も魅力的に写っているのでしょうね。
下顎の全切除という大きな手術を乗り越えたジャガーくんは、これからますますパワーアップしていくことでしょう。桜並木さんを従えるプリンスとして、これからも魅力たっぷりの姿を見せてくださいね!
お待ちしています!
ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。
愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。


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