山本崇一朗さんの人気コミック『からかい上手の高木さん』が“10年後のオリジナルストーリー”で実写映画化されることを受け、SNSでは「これ高木さんでやる意味あるのか?」「10年後とかアホかな?」など物議をかもしています。

原作にないオリジナル設定に疑問の声
『からかい上手の高木さん』は、隣の席の女の子・高木さんにからかわれ続ける男子・西片の日常を描いたストーリー。シリーズは累計発行部数1200万部を超える大ヒットを記録し、テレビアニメ化やアニメ映画化、2024年3月からはTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で実写ドラマ化されることも発表されています(関連記事)。
今回発表された実写映画は、2人の10年後を描いたオリジナルストーリーで、中学生だった高木さん(永野芽郁さん)は母校へ帰ってきた教育実習生、西方(高橋文哉さん)は母校で勤務する体育教師という設定に。
オリジナルストーリーかつ10年後という設定に原作ファンは驚いており、SNSでは「原作の10年後」がトレンド入りするなど大反響。期待の声よりも、「実写化はいいとして中学の原作から10年後のオリジナルストーリーってそれはもう全くの別物なのでは…」「大コケするやろな。原作のファンなら見ねえだろ」「いやそれは高木さんの名を借りた普通の映画やん」など手厳しい意見が多く見られました。
原作準拠の実写作品はドラマ版で

なお実写映画版の監督は、実写ドラマ版と同じく今泉力哉さんが担当と共通。ドラマ版は2024年3月放送開始、映画版は同年5月封切りで、メインビジュアルの撮り方も同じであることなど、両者が地続きになっている事実はなかなか伝わっていない状態となっています。
今泉監督はX(Twitter)で、「実写ドラマ化(中学生)があり、実写映画があるのです。映画の情報で初めて知ったら『なんで10年後の設定でやるの?』となるお気持ちもわかります。原作者や原作ファンが楽しめないものにするならオリジナルでつくればいいものね」とある種の誤解が生まれていることを伝えていました。

今泉監督の投稿には、「ドラマからの映画の流れに期待してます」「敢えてのオリジナルの設定、原作に無い時間軸でやるということは、そこにちゃんと意味があると思っています!」「一連の流れなんですね ドラマ版のラストからどう繋がるのか楽しみです」など期待するコメントも寄せられています。
(C)2024映画『からかい上手の高木さん』製作委員会 (C)山本崇一朗/小学館
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