撮影には本当に食べられるチョコレートが使用されています。
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ティモシーの脇を固めるのは、ヒュー・グラント、オリビア・コールマンといったイギリスを代表するベテラン俳優たちです。両者とも一癖も二癖もある役を演じていて、ヒューはオレンジ色の肌をしたチョコレートに並々ならぬ執着を見せる小さな紳士・ウンパルンパ役。オスカー俳優のオリビアは、いじわるでがめつい宿屋の主人ミセス・スクラビットを演じています。

―― ヒュー・グラントはいかがでしたか? ベテランの人気俳優が顔をオレンジに塗って歌い踊る姿は衝撃的でした。

キング監督 ウンパルンパのシーンは、まず素のヒューの演技を撮影する方式で進めました。時にはティモシーも一緒だったり、あとで合成したり。彼がオレンジのメイクをして、ということはなくてヒューの演技を基にしてCGでウンパルンパを作り上げていったんです。
アニメチームは最高の仕事をしてくれました。心苦しく思うのは、彼らの仕事が優れていればいるほど、観客にはアニメチームの仕事ぶりが伝わらないことです。
―― 見事なできあがりでした。ヒュー自身も満足だったのでは?
キング監督 ヒューが? どうかなぁ。喜んでくれているといいのだけれど、最近連絡がないので聞いておいてください(笑)。
―― ちなみに監督お気に入りのキャラクターは誰でしょうか?
キング監督 私の? それはもちろん、ウンパルンパです。最高でしょう? とてもいじわるでわがままなんです(笑)。
作品を支えた天才ショコラティエの存在 「撮影に使ったチョコレートは全て実際に食べられるもの」
―― 最後にもう1人の主役“チョコレート”について教えてください。作品のために作ったチョコのうち、印象深いものはありますか?

キング監督 撮影に使ったチョコレートは全て実際に食べられるもので、可能な限り私もつまみました。どれもおいしかったけれど特に気に入って覚えているのは、雲の形をしたチョコ。中にはマンゴーとパッションフルーツが入っていて、作り手は天才かと思いましたよ。
チョコレートはガブリエラ・クニョというショコラティエの手によるもの。どれも最高級の品々で、とても多くの時間をかけて作ったものなんです。
ただ撮影の合間に、「このシーンにはチョコレートのカップが2つほしいな。ジーン・ワイルダー版にあったような」と思い付いてガブリエラに相談したことがありました。「撮影までどれくらい?」「うーん、1時間くらいかな」という会話の後、彼女はさっと消えて1時間後にはチョコレートのカップが2つできていました。それもただのカップではなく、とても細かい細工のされたものが! 「きみはなんてすばらしいんだ!」とたたえましたよ。

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

監督・脚本:ポール・キング(『パディントン』(16)『パディントン2』(18))
製作:デイビッド・ヘイマン(「ハリー・ポッター」シリーズ)/
原案:ロアルド・ダール
出演:ティモシー・シャラメ/ヒュー・グラント/オリビア・コールマン、サリー・ホーキンス/ローワン・アトキンソン(「ミスター・ビーン」シリーズ)
◆配給:ワーナー・ブラザース映画
◆公式サイト:wonka-chocolate.jp
◆公式X:@WonkaMovie_jp
◆公式Instagram:@wonkamovie_jp
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