岩明均『七夕の国』がDisney+で実写化　細田佳央太主演で2024年7月配信

　岩明均さんの漫画『七夕の国』がDisney+で実写ドラマ化。「ドラゴン桜」などに出演した細田佳央太さん主演で、2024年7月からの独占配信が発表されました。

岩明「ジイジたる私の頭ではとても追いつけない、いろんなワザや映像を見せてくれる」

　『七夕の国』は、『寄生獣』や『ヒストリエ』などでも知られる岩明さんが、1996年から1999年にかけて小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載したSF漫画。“あらゆる物に小さな穴を空ける”という何の役にも立たなそうな超能力を持つ平凡な大学生・南丸洋二（みなみまる ようじ）が、ある田舎町で、同じ超能力を受け継ぐ一族や、代々受け継がれてきた儀式の存在を知り、その謎へと近づいていく物語で、岩明作品の中でもカルト的人気を有する作品です。

　Disney+のコンテンツブランド「スター」でドラマシリーズ化される同作の主演を務めるのは、「ドラゴン桜」「どうする家康」などへの出演で躍進を続ける細田佳央太さん。監督は「大豆田とわ子と三人の元夫」や「クレイジークルーズ」でメガホンを取った瀧悠輔さんが務めます。

　配信決定と併せて、都心の高層ビルが球体の形に大きく抉られたビジュアルも公開。細田さん演じるナン丸ら群衆が目の前の事象を受け止めきれずぼうぜんと立ち尽くしビルを見上げる姿が印象的です。

原作：岩明均さんコメント全文

　とても楽しみです。自分の執筆漫画の映像化作品は、いわば孫みたいなもんなので、目の中に入れても痛くないです。ジイジたる私の頭ではとても追いつけない、いろんなワザや映像を見せてくれると思います。

主演：細田佳央太さんコメント全文

　今までで1番、主演として現場やスタッフの皆さまとコンタクトできたと感じています。

　それにはキャストの皆さま、何よりも自分のことを受け入れてくれたスタッフチームの皆さまのお心があってこそだったので、撮影が進むにつれ、主演としての自覚や意志が固くなっていきました。

　ストーリーとしては、全部のロジックを一瞬で理解することは、少し難しいと感じるかもしれません。

　ただ、だからこそ原作で描かれているところはより丁寧に作られていると思いますし、物語のスピード感は、とても観やすいものになっているので、今作を初めて知る方々もあまり身構え過ぎず、楽しんでいただけると思います。

監督：瀧悠輔さんコメント全文

　『七夕の国』実写化という挑戦ができることにワクワクしています。

　ここまで来るのに多くの困難がありましたが、岩明均先生の込められたスピリッツに負けないよう最後まで丸神の里の人達と向き合っていくつもりです。

　今の日本を生き抜く皆さまにぜひとも見ていただきたい物語となっていますので、どうぞよろしくお願いします。

(C)2024 岩明均／小学館／東映