平成後期の楽曲がフィーチャー。
広告掲示から10日。担当者のもとへは広告に使われた音楽プレーヤーをかつて使っていたとの声や、コピーへの共感といった“エモい”反応が届いているといいます。
今回は”#ニュー懐メロ”誕生に携わったZ世代の担当者に話を聞きました。
ターゲットと同世代の担当者視点から見る“#ニュー懐メロ”
―― ニュー懐メロという言葉への印象を教えてください。
「言われてみると、そうだよな」という印象です。つい去年、一昨年のような感覚でいたら、気が付いたら10年たっていて、音楽との関わり方も変わったなと思い返すことができるようなイメージを持ちました。
―― 懐メロとニュー懐メロの違いは?
「懐メロ」は、リリース年や曲調や画質など一目瞭然で満場一致となるものである印象があります。自分ゴトというよりはみんなゴトというか。
一方で「ニュー懐メロ」は、自分ゴトとして捉えたときに自然と思い出が流れてくるような、「古めかしい」と「トレンド」のグラデーションの中で、心地良い振り返りを与えてくれるような感じだと思いました。
―― 自分たちの世代と、前の世代で音楽の捉え方に違いを感じる場面があれば教えてください。
一つは、幅広い楽曲と接触する機会の多さです。10年ほど前まで、今ほどSNSの種類やコンテンツも多くなかったため、ドラマやCMで使われる最新の曲や、車で流れる親のプレイリストなど、特定の曲を多く聞いていたような記憶があります。
最近ではSNSでのコンテンツ量が増え、その多くでBGMとして楽曲が使用されています。なかでもトレンドに食い込むものは、これまでのようにマスコンテンツだけでなく、過去曲に唐突にフォーカスが当たったり、路上ライブや自主制作からフォーカスが当たったりと、出会い方の変化を感じます。
もう一つは、接触時間の長さと楽曲へのアクセスの容易さです。Bluetoothなどの技術発展から、イヤホンを付けっぱなしにしていても不便を感じにくいため、コンテンツを持ち運び、常に楽しむことが主流になりました。また、プラットフォームの発展にも伴い、スマホ1台さえあれば、多くの楽曲に時代などの壁を越えてアクセスができるのも、コンテンツを楽しむ上で大きな土台になっていると感じます。