お騒がせセレブのパリス・ヒルトンが現地時間3月14日にInstagramを更新。90年代に一世を風靡(ふうび)したファッションアイテムの再流行を予言するパリスに、セレブも含むほとんどの女性たちが“NO”を突き付けています。

懐かしアイテム復活なるか? パリスの予言
パリスがリバイバルを熱望しているのは、彼女自身過去にはあらゆるシーンで愛用していた「ローライズデニム」。Instagramにさまざまなローライズのボトムスを楽しんでいる自身の写真数枚と「逆張り(炎の絵文字)ローライズデニムはカムバックすべき」とのコメントを添えて投稿しました。
写真のパリスが着用しているのは恥骨が見えるほどに股上の浅いボトムスばかりで、デニムだけではなく、快適に履きたいのが本音のトラックパンツも。全てショート丈のトップスと合わせおへそを見せるスタイルで、パリスの若さと奔放さがあふれでるような懐かしのファッションが並んでいます。かわいいのは間違いないんだけど……。
不便も多かったローライズボトムス
股上がおへそのラインより下回るローライズデニムは特に1990年代から2000年代にかけて流行し、米歌手ブリトニー・スピアーズら当時絶大な人気を誇ったセレブたちも愛用。お尻が小さく見え、スタイリッシュな印象を作りやすく着やせして見える反面、胴が長く見え、しゃがんだときに下着が見えやすいことからスタイリングには少々気を遣わなければならないアイテム。
一方、ローライズに取って代わって流行したハイライズは、ウエストから下をすっぽりと覆うことができ、足が長く見え下着ちら見えの心配はなし。体形を問わず着こなしやすく快適で、人々に安全・安心を与える存在として不動の地位を確立していると思われていました。
しかし2020年代に入ってから徐々にローライズ復興の兆しが。2023年春夏コレクション/秋冬コレクションでも多くのブランドが取り入れ、ファッショニスタの多くは今らしい少しゆるっとしたラインのローライズデニムを愛用している姿が見られます。
当時を知る世代の反応は「勘弁して!」

実際のところ、街中では断然ハイライズが主流な印象。パリスのこの提案には当時を知る同世代や年上セレブでさえも反対派が多いようで、コメディアンのニッキー・グレイザーは「ええ、でもあなただけね!」とコメントし、俳優のアリッサ・ミラノも「あなたはこれを着こなした唯一の人」とやんわりNOを突きつけました。
一般のファンたちも「絶対にだめ。これはカムバックさせてはいけない」「賛成! 絶対だめ!」と断固拒否。「これ、生理中に履くと痛かったよ」「遠慮します。あのローライズとTバックの組み合わせを思い出すとゾッとする」「かわいくて痩せてたころは履いてたのに、20年たったらもう(笑)! この身体に何が起こったんだろうね」と過去には愛用していた人も今ではすっかりハイライズ派になってしまったようです。
さらに、基本的に露出が多くスレンダーな体形の人でなければ快適に履きこなすのが難しいハイライズデニムは、若い女性たちに“痩せなければ”というプレッシャーを与え、精神衛生上よくないアイテムだったとの指摘も殺到。「これこそまさに私が高校時代摂食障害になった理由だよ。(履きこなすための体形の)基準が本当にばかみたいだったね」「2000年代のはじめから始まった私の身体醜形症はこれが大きな原因だった」「あなたには似合うかもしれないけど、私はずーっと砂時計体形ですからね」と深刻な問題をはらんでいるとする声も少なからず寄せられています。
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