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ドイツ人家族が“ドイツ発祥・日本製”のバウムクーヘンを試食する動画がYouTubeで公開されました。記事執筆時点で31万回を超える再生数と約4500件の高評価を獲得。ドイツでの意外なバウムクーヘン事情も明かされています。
ドイツでバウムクーヘンは一般的じゃなかった
投稿したのは、ドイツ人のLENAさんと日本人のTAKAさんのYouTubeチャンネル「LTブログ」(@LTVLOGchannel)。
動画では、LENAさんがドイツの家族へのおみやげとして買った、日本の高級バウムクーヘンを試食してもらいます。LENAさんによると、ドイツではバウムクーヘンはそこまでポピュラーなものではなく、自身も日本で初めて食べたのだとか。なぜならドイツでは、国立ドイツ菓子協会が定めたバウムクーヘンの基準を満たしたものしかその名を名乗れず、製造に手間もかかることから作ることができる職人が限られており、特別な食べ物として扱われているからだそうです。

お母さんは「バウムクーヘンは1度だけ食べたことがある」と言いますが、お兄さんは食べたことがないと返答。バウムクーヘンを食べる人は多くないそうです。そうだったのか……!

お父さんはバウムクーヘンに詳しく、南ドイツではいろんなお祭りでバウムクーヘンのお店が出店しているとも。定説では、バウムクーヘンの製法は18世紀ごろに成立、日本に伝わったのは第一次世界大戦のころだといわれています。

日本初のバウムクーヘンに「とてもおいしい」
まず食べたのは、日本で最初にバウムクーヘンを販売したドイツの菓子職人カール・ユーハイムのレシピを受け継いだ「ユーハイム」のもの。チョコでコーティングされた商品で「とてもおいしい」と好評でした。ドイツではバウムクーヘンの半数ほどはこうしたチョコでコーティングしたタイプとのことです。
この流れでLENAさんからバウムクーヘンの由来を聞かれたお兄さんが、「日本の木で作られているんでしょ」とジョークを飛ばす場面もありました。

次の商品を試食する前にLENAさんが日本のバウムクーヘン事情を披露。日本ではコンビニやスーパーなどどこにでもあることを伝え、抹茶味やバナナ味、メロン味があるとも。LENAさんはそのフレーバーに驚いたようで、「とんでもない味」と評価していました。


本場超えした商品は……?
次に試食したのは視聴者から推薦があった「ねんりん家」の商品。これには、お母さんが顔を輝かせ「私の知ってるバウムクーヘンだわ」「ふわふわで本当に作りたての味だと思うわ」と反応。
お兄さんも、「ドイツの伝統的なものよりおいしいんじゃない?」「日本人は完璧を極めるからね」とお気に入りのようでした。


最後に試食したのは「治一郎」の商品。すごく柔らかくておいしいと好評でしたが、お母さんは「でも、バウムクーヘンらしい味ではないわ」と感想。
結果的に、家族の満場一致で一番おいしいと選ばれたのは、ねんりん家のバウムクーヘンでした。お父さんは、「いいおみやげだったよ。ドイツでバウムクーヘンを見かけたら食べてみようと思う」と、ドイツのバウムクーヘンにも興味を持ったようです。


ドイツでのバウムクーヘン事情に驚きの声
ドイツ発祥・日本製のバウムクーヘンをドイツ人が試食するこの動画に、「3つの食べた感想が率直でわかりやすかった」「それぞれの感想が楽しい。いい家族だなぁ」「バウムクーヘンがドイツでは定番おやつではないっていうのが驚き!」「バウムクーヘン、日本人はドイツ人より食ってるよな。バウムクーヘン作ってくれたドイツの人に感謝」といった感想が寄せられています。その他、自身の好きな店舗をおすすめするコメントも数多く見られました。
LENAさん夫妻の「LTブログ」としての発信はYouTubeだけでなくInstagram(@lt_vlog)でも行われています。
画像提供:LTブログ(@LTVLOGchannel)さん


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