映画「デッドプール&ウルヴァリン」が7月24日から劇場公開中。今でこそ押しも押されもせぬ人気俳優ですが、デッドプールという当たり役を得るまでに出演した「グリーン・ランタン」「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」といった作品は自らこすり倒すいじられ要因となっています。新作公開を記念し、ライアン・レイノルズの歩みを紹介します。

デッドプールを初めて演じた映画
地元カナダで俳優デビューしたあと、アメリカへ活動の場を移すと当時の人気ドラマ「X-ファイル」(1996)にゲスト出演。1979年公開の同名ホラー映画をリメイクした「悪魔の棲む家」(2005)では主人公のジョージ・ラッツ役を演じました。
一方、シリーズ3作目「ブレイド3」(2004)では、肉体改造をしてヴァンパイアハンターのハンニバル・キング役を演じるも結果は振るわず、のちに「デッドプール2」公開時にはデヴィッド・ベッカムに「謝るべき」作品とこき下ろされています。

さらに「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」(2009)では、初めてデッドプール/ウェイド・ウィルソン役として映画出演。のちの「デッドプール」シリーズとは完全に別人だったことが今に至るまでいじり倒される格好のネタとなることに。設定上ほとんどなかったことにされている作品ですが、シリーズでは鉄板としてフル活用されています。
運命の出会い

「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」と並ぶライアン最大のいじられ映画、それが「グリーン・ランタン」(2011)。スーパーマンやバットマンと世界観を同じくするDCコミックシリーズの映画化で、ライアンは主人公のハル・ジョーダン役を演じました。
興行的にも批評的にも成功したとは言い難い作品ですが、「デッドプール2」で終盤の大きなネタとして昇華されたほか、私生活ではヒロインを演じたブレイク・ライブリーとゴールインしています。
その他にサイコホラーコメディー「ハッピーボイス・キラー」(2014)ではデッドプールにつながるクレイジーな役柄を好演。2016年に「デッドプール」シリーズがスタートして以降は、「名探偵ピカチュウ」(2019)「フリー・ガイ」(2021)「ブルー きみは大丈夫」(2024)とコンスタントに話題作へ出演し続けています。
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