X(Twitter)に投稿された災害時に備える非常用持ち出し袋を分けるアイデアが、わかりやすいイラスト図解で反響を呼び、記事執筆時点で417万回以上表示されています。
非常持ち出し袋の“なるほど”なアイデア
投稿者は、防災士の資格を持つ“イラストライター”の天野勢津子(@amano_setsuko)さん。今回、天野さんは非常持ち出し袋を「1次」と「2次」に分けるアイデアを提案しています。
急いで逃げる1次袋と荷物だけ取りに戻れたときの2次袋

まず、1次の持ち出し袋については、「『安全に避難し、命を維持する』ために必要なものに絞ってコンパクトにまとめる。両手が空くリュックが便利」と説明。
水1リットル、1日分の非常食、携帯ラジオ、常備薬・絆創膏、モバイルバッテリー、現金、健康保険証などが挙げられています。
天野さんはイラストの中で、これは一例であり季節や家族のニーズに応じてアレンジすることをすすめています。

2次の持ち出し袋については災害が落ち着いてから出番になると説明し、「『避難所で3日程度暮生活する』ために必要なものを詰めておく」と説明。
水3日分、水タンク、食料3日分、携帯トイレ3日分、寝袋や毛布などの寝具、安眠グッズなどが挙げられています。
天野さんによると、緊急を要する場合は1次の袋だけを持って避難し、帰宅して荷物を取りには戻れるけれど、家に住むのは危険な場合に2次の袋を避難所に持っていく想定をしているそうです。
また、「私だったら1次防災袋は室内の取り出しやすい場所、2次は車に置いて、サブで物置にも備蓄して置く」とも説明しています。ただし、どこに置くのがいいのかは各人の住環境によって異なりそうです。
「こうやって分けると準備しやすいですね」「これを機に見直そう」
あれもこれもと詰め込んでしまいがちな非常持ち出し袋についてのアイデアには、「1次と2次に分けて、用途を明確にすると、準備しやすそうですね」「こうやって分けると準備しやすいですね」「色々買って詰めてるから私の防災リュック結構重いわ。逃げるから軽めにしとかないといけないんやね」「私が求めていた情報!!」「確かに一回で全部持ち出すのは現実的でないもんな。これを機に見直そう」「こういうの本当に助かります!」などの反応が寄せられています。
天野さんはこの他にも、防災に関する知識やアイデアをイラストなどで投稿しています。
画像提供:天野勢津子(@amano_setsuko)さん
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