2024年2月から解体工事が行われている東京・お台場の「船の科学館」の写真がX(Twitter)に投稿され、寂しさを覚える声から「かっこいい」といった声までさまざまな反響を呼んでいます。

解体工事前の「船の科学館」 出典:PIXTA
解体工事が進む「船の科学館」本館の“最後の勇姿”を撮影
廃墟写真や建築写真などを投稿している写真家でXユーザーのマッハ山下(@RuinVuitton)さんが公開しました。
「お台場、船の科学館が解体に伴う最後の勇姿を見せています」という言葉通り、船の形をした本館全体が工事のための足場や養生シートなどで囲まれた姿は迫力があり、夕暮れどきの太陽の光も相まって魅力的に見えます。

解体工事が進む「船の科学館」本館(画像提供:マッハ山下/@RuinVuittonさん)
船の科学館は1974年7月20日の「海の記念日」に開館、2011年10月に本館展示を休止し、一部の展示物を別館展示場に移設していました。しかし、建設から約50年が経過するなど、建物の老朽化が著しいことから2月より解体工事がスタート。それに伴い、1月28日をもって「別館展示場」「屋外展示資料」は展示公開を終了し、現在は「初代南極観測船“宗谷”」の展示と、教育普及活動を中心とした各種博物館活動が継続して行われています。
なお、今後についてはリニューアル計画および候補地の検討を進めていくことが発表されています。
ネットでは工事中の外観に「宇宙戦艦が新造されているよう」なんて声も
解体中の写真が投稿されたXでは「楽しかった思い出がたくさんある場所 寂しい気持ちでいっぱいです」と惜しむ声から、「焼き付けておきます。ありがとうございます!」と感謝の声などが多く寄せられ、同時に現在の本館の姿に「弩級戦艦みがあってカッコいい」「逆に宇宙戦艦が新造されているようでカッコいいですね」なんて声も寄せられています。投稿には記事執筆時点で約3万6000件の“いいね”が集まりました。
ちなみに撮影時は逆光で、投稿写真は明るさの違う3枚の写真を合成したHDR写真とのことでした。
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