ねとらぼ
2025/01/31 11:10(公開)

道ばたの半透明の石を研磨すると…… 美しく変化する様に「何と美しい」「神様からの贈り物!」

原石が輝く宝石に。

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」のシリーズ。今回は、砂利道で採取した石を宝石に仕上げていくまでの過程を映した動画です。この動画はYouTubeに公開され、記事執筆時点で1000万回以上再生されています。

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水晶の一種のシトリンを磨く

 動画を公開したのは、YouTubeユーザーの「Sy e Miguel」(@SyeMiguel)さん。自然界から見つけた原石を自身で研磨し宝石に仕上げてアクセサリーを製作しています。

 今回は、水晶の一種であるシトリンの原石を複数採取し、それらを丁寧に研磨する作業の様子を公開しました。

道端で見つけたシトリンの原石
砂利道にまさかの原石が!

 Sy e Miguelさんは、草が生い茂った砂利道にシトリンの原石群を発見します。石に傷を付けないように、埋まっている石を丁寧に掘っていきます。尖った金属の棒で石の周りを掘り、水が入ったスプレーを使って水をかけながら少しずつ石を取り出せるように作業します。

 根気のいる作業の結果、見事な薄い黄色のシトリンを掘りだせました。キラキラと日の光に輝く石は、磨く前から美しさを感じます。

原石を掘り出した直後の写真
美しいシトリンの原石

 複数の石を採取した後は、自身の作業場に戻って早速研磨作業に取り掛かります。水できれいに洗浄した複数の石は、やや濁った半透明です。Sy e Miguelさんは、作業場にある複数の研磨機を使って石を磨いて宝石に仕上げていきます。どんな宝石になるのかが楽しみですね。

 最初に大粒のシトリン原石を縦型の刃の研磨機でおおまかにカットします。表面にかぶっている石の皮肌を取り除くように直線にカットすると、断面が現れました。

研磨機で石をカット
まずは直線にカットします

 今度は、別の研磨機を使い石の表面をどんどん削っていきます。徐々に内側の部分が表に出てきました。この段階で石は四角錐台の形状になり、少しずつ宝石の形になっていきます。

細かいカットをする様子
円盤型の研磨機で作業

 次に石の平らな部分に持ち手を付け、レコード盤のような形の研磨機を使ってシトリンを磨き上げていきます。

 カットには細かい決まりがあり、かなり高難度の作業のようです。少しずつ細かいカットをして、専用の定規で計りながら、丁寧に研磨し整えていきます。

磨き終わったシトリンクウォーツ
キラキラしたイエロー輝きが最高!
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シトリン原石のビフォー・アフターに驚愕

 幾度も研磨したらキラキラした宝石に! 完成が近づいているようです。作業に使ったスティックから取り外したら、シトリンのヘッドの完成です。原石の状態からは想像できなかったほどの輝きと透明感が見事です。

 最後に水で洗浄し柔らかい布で表面を拭くと、さらに輝きが増しました。原石と研磨後の違いが一目瞭然で、同じ石とは思えないほどの劇的な変化です。

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「完璧」「素晴らしい!」など絶賛する声

 この動画には、「素晴らしい石」「私はこの仕事に夢中になりました」「何と美しい」「マスターの手に渡りその美しさが明らかに」「素晴らしい!」「神様からの贈り物!」「完璧」など多くの声が寄せられています。

 原石を丁寧に磨いて宝石に仕上げる様子は本当に見事。石を研磨する前と後は大きく変化し、まるで全く別の石のようです。

画像は「Sy e Miguel」さんのYouYubeチャンネル(@SyeMiguel)より引用

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