ワンルームでも諦めてはいけない　4人家族の小さな部屋を、おしゃれで赤ちゃんも安心な空間へ驚きの大変身

　小さな居住空間でも、機能的でおしゃれな部屋へと大変身させるアイデアがYouTubeに投稿されました。部屋が狭いからとあきらめていたことも、ちょっとした工夫で解決できるヒントが詰まっています。

　この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Design Burst」（@DesignBurst-2024）。インテリアについてのさまざまなアイデアを発信しています。

家族4人で暮らすワンルームは……

　今回、大変身させてしまうのは、25.5平方メートルのコンパクトなワンルーム。部屋に入るとまず右手に洗濯機と小さなキッチン、左手にダイニングテーブルがあります。その先の空間は、ベッドと机などが置かれた部屋になっています。

　手を加える前の部屋は、薄暗く、家具に統一感がなくちぐはぐで、とにかく物があふれかえっているという印象。単に片付いていないように見えますが、どうやら収納が少なすぎることにも問題があるようです。それもそのはずで、この部屋に住んでいるのは赤ちゃんも含めた4人家族。少しでもプライベートな空間を作り出し、快適でおしゃれな部屋にすることはできるのでしょうか。

キッチンと玄関をすっきりと

　キッチンは、下のキャビネットをより収納力があるものに交換。こうして、ゴミ箱や掃除道具といった“見えていると生活感が出るもの”や赤ちゃんにとって危険なものも隠してしまいます。洗濯機も縦型からドラム型に交換し、その上のスペースも調理台にしました。上部の棚には電子レンジを置き、調味料などもおしゃれに並べます。

　玄関に散乱していた靴を収納するため、黒に金の取っ手が付いたシューズボックスと、その後ろに大きな鏡を設置。鏡は部屋を広く見せてくれるうえ、スライド式で配電版を隠す役目も担います。

　その横に置いてあったダイニングテーブルも、より食事が楽しくなりリラックスできそうなものに変えました。壁に飾った絵がライトアップされ、食卓を明るくする工夫もすてきです。

散らかり放題だったテレビの周辺

　続いて、以前はコードや電気機器、ベビー用品で散らかっていたテレビ周り。こちらは、まずウォールパネルを設置してテレビを壁掛けに。下にはクローズドシェルフを置き散らかっていた物を収納しました。

　その横にあったオフィススペースは、引き出し付きのフローティングテーブルを設置して2台のパソコンを置きました。このスペースの上部にも収納家具を設置します。

スリーピングエリアも大変身

　大きなベッドが1つとベビーベッドがあった場所には、4人家族がゆっくり寝られるよう2段ベッドに変えました。下のベッド下には収納スペースも設け、ベッドの片側は窓、もう片側にはスライド式の仕切りを付けて安全性を高めプライバシーを確保。仕切りはメタルとガラスでできているため、部屋が狭苦しく感じることもありません。

　ベッドの横にはちょうど同じくらいの高さがあるオープンシェルフを設置。こちらは本やベビー用品、服などがまとめるのにぴったりです。このオープンシェルフへ埋め込まれるような形でシンプルなドレッサーも作り、散らばりがちな化粧品など細かいものもまとめておけるようにありました。

　また、全体的に暗かった部屋の各所には大小の照明が増やされており、家族団らんの時間を温かみのある光に包まれて有意義に過ごせそう。赤ちゃんに危険が及ばないようベビーゲートなどの配慮もちりばめられ、シンプルだけどおしゃれでモダンな家具に統一され、収納も格段に増えました。

「超クリエイティブで機能的！」と反響

　この動画は記事執筆時点で「超クリエイティブで機能的！」「すばらしい大変身のアイディアだね」などの反響が。一部からは2段ベッドのはしごを登ったり、メタルとガラスの仕切りが小さな子どものいる家庭にとって危険なのではといった心配の声もあがりましたが、こちらはクライアントからの要望や子育てのスタイルに合わせたものだと回答されています。

　YouTubeチャンネル「Design Burst」（@DesignBurst-2024）では他にも、「小さな寝室もすてきに変身」「日本とスカンジナビアを融合させた“JAPANDI”7つのヒント」「クラシックなスタイルからモダンなインテリアへ変える方法」など、ひらめきを与えてくれるようなインテリアのアイデアを発信しています。

画像引用：Design Burst（@DesignBurst-2024）