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液体窒素でキンキンに冷やした鉄球を水に入れる実験動画が、YouTubeに投稿され、記事の執筆時点で106万回以上再生され、6万8000件以上の“いいね”を集めて人気を呼んでいます。どんな結果になるか、予想できますか?
投稿者は、研究開発エンジニア
この動画を投稿したのは、化学系YouTubeチャンネル「The Action Lab(@TheActionLab)」の、ジェームズ・オルグリルさん。ジェームズさんは「化学工学」の博士号を取得した後、研究機関の開発エンジニアとして働き、世界中に490万人以上の登録者を誇る大人気YouTuberです(関連記事:1・2・3・4)。

マイナス196度まで冷やされた鉄球!
今回は「液体窒素で冷やした鉄球を、水の中に入れるとどうなるか?」という実験。液体窒素は空気を分留して液化した窒素の液体で、その温度はマイナス196度。科学実験や医療・工業などのさまざまな分野で冷却剤として使用されています。
そんな液体窒素でキンキンに冷やした冷やした鉄球も、マイナス196度に達しているとのこと。これをビーカーの水の中に入れると、すぐさま水の中からボコボコと泡が立ち始めます。

また泡と同時に、水面からモクモクと煙も発生。水の中には空気や酸素、窒素などが含まれており、これらが急速に冷却されると空気を多く含めなくなり、気体になって空気中に戻っていくため発生します。
鉄球の周りには、冷やされてできた“氷の膜”が徐々に形成されていきます。この氷玉を水の中から取り出すと、最初はぬれた状態で出てきますが、しばらく待つと中の鉄球が表面の熱を奪って乾いていきます。

ハンマーで割って“氷玉”の中を確認すると、内部の氷の層と鉄球の間に“空気の層”ができていることが確認できました。ちょっと不思議な凍り方ですね。
「空気層内の鋼球に、結露が発生してるのがとってもクール!」と称賛の声
この動画のコメント欄には、「このまま放置しておくとどれくらい大きくなるか楽しみですね」「氷に囲まれた猛烈に冷たい金属球。まるで私の“元彼の心”のようね!」「この氷は食べられるのだろうか」「冬に薄着してるとこんな風になる」「スティール・ボール・ラン!」といった、世界中の化学好きの人達から、多くのコメントが寄せられていました。
※液体窒素を使用した実験を行う場合、窒息や凍傷の危険性がありますので、十分に注意してください。
画像は「The Action Lab(@TheActionLab)」のYouTubeアカウントより引用
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