ねとらぼ

ミニゲームには不満も?

 一方でミニゲームの難易度には意見が分かれるところがあるとは思いました。ハードモードをある程度まで進めないと全報酬が確保できないのですが、苦手な人ではそこまでたどり着けないのではという難易度。また難易度以前の問題として、新劇場版ベースらしく赤い海を背景に戦うのは良いのですが、敵が赤い弾を撃ってきます。自機はMark9、8号機、新2号機αから選べるのですが、新2号機αは自機が赤い上に自分も近距離に集中した赤い弾を撃ちます。この状況で敵の弾を見極めて回避するのがたいへんつらく、ここは本当にテストプレイしたんですか? と思わされたところでした。

 全体的に良かった部分が多かったためちょっとミニゲームの難易度への不満が目立ってしまいましたが、そこを除けばおおむね満足なコラボでした。

何もかもが赤い新2号機αで進むシューティングゲーム

 ここまでプレイして、なぜコラボが半年で2回も行われたのかを考えてみました。前回と今回のコラボシナリオを総合して考えると、前回が「『序』と『破』」今回が「『Q』と『シン』」のコラボのように思えます。そのため「エヴァコラボをやる」という話になったとき「1回ですべての要素は出来ない」と考え、このような形になったのではないかと考えました。

 前回の式波が若干惣流っぽい描写だったのも、今回のコラボでは「シン」に出てきた式波っぽい描写になっているため、あえてそうしたのかなとも考えられます。アヤナミレイ(仮)の方も普通の綾波とは異なり、「Q」以降に出てきた自我がない存在がニケ達とのふれあいで人間性を得ていく描写も短いながらしっかりと描かれています。なお、「シン」要素については13号機以外にもシューティングゲームのおまけに「異空間に吸い込まれたニケがテレビスタジオのような場所で髪の長い少女に出会って出口を教えてもらった」という小ネタが入っています。

スタジオの話がでてくるテキスト
列車のホームが最後のテキストになるのもそれっぽいです

 なおこちら側の中心になる海上戦力部隊のリーダーなのですが、最初のガチャで実装されており、最近ものすごく強化された上、主人公とのただならぬ仲が公表された存在でもあります。ついでにシャワーシーンまで劇中で披露し、そのシャワーシーンは今回の課金衣装と徹底したサービスキャラとなっており、このあたりはちょっと謎です。ちなみにハードクリア後に実装されるエピローグでもメチャメチャ目立っており、アンタ人様のコラボでそんな自分のアピールして! という気分でいっぱいです。

 それはさておき、物語としては「エヴァ的な存在をアスカ達の協力で撃退し、アスカたちは消えていった」という形できれいに解決しました。さすがに今後エヴァコラボがまた来るかどうかは分かりませんが、前回のラストとは異なり、万が一次があっても楽しみにできるとは思っています。また、次のコラボとしてはPlayStation 5でSHIFT UPがリリースした人気作品「ステラーブレイド」が確定しているため、いろいろな意味で期待しています。双方プレイしている方ならお分かりかとお思いますが、気になる共通点が結構あるので楽しみで仕方ありません。

エヴァコラボなのに差し込まれるオリジナルキャラのサービスシーン
エヴァコラボなのにラストいい感じで締めてしまうオリジナルキャラ

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia Inc. All Rights Reserved.