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逆さになっても前進できる……? そんな驚くべきパフォーマンスを披露したクルマが、YouTubeで「これほど感動したことはない」「もっと評価されるべき」などと反響を呼んでいます。
静止状態で逆さまに!?
注目を集めているのは、「スピアリング」という英国の自動車メーカー「マクマートリー・オートモーティブ」が開発したハイパーカー。1人乗りの高性能EVで、最大1000馬力以上を発揮します。
その性能はすさまじい領域に達しており、静止状態から時速60マイル(約96キロ)まで1.55秒で到達するといい、あるデモンストレーションではF1マシンの記録を上回るラップタイムを記録したそうです。

動画に登場したのはプロトタイプで、今回はハイパーカーらしい走行性能ではなく、搭載されている特殊な機能にフォーカスを当てています。
停止状態でもすさまじいダウンフォースを保持
それは「ダウンフォース・オン・デマンド」というシステム。スピアリングの車体に強力なダウンフォースを発生させ、走行時のグリップ力を極限まで高めます。
似たようなシステムは、他のハイパーカーでも見られますが、それらと大きく異なるのは、静止状態で逆さまになっても路面(?)に張り付くほどの驚異的なダウンフォースを発揮できるという点です。

回転機構を備えた装置に止められたスピアリング。土台ごとゆっくりと回転していき、180度逆さまになっても微動だにしません。ドライバーが操作してゆっくりと前進させる様子は、魔法を見ているようです。


スピアリングの床下には真空状態が作り出されているそうで、地面に張り付くほどの強力なダウンウォースを発生させているといいます。
本当に逆さになってる……!
驚異的な性能を見せつけるスピアリングに、YouTubeのコメント欄には「これほど感動したことはない」「まだ信じられない」「もっと評価されるべき」「これは今まで見た中で一番クールなもの」「これはまさにバットモービルだ!」といった反響が寄せられています。
夢のようなハイパーカー・スピアリングは、2026年から100台の納車を予定しています。
画像はマクマートリー・オートモーティブおよびYouTubeより引用
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