ねとらぼ
ゲオ ワイヤレスイヤホン
2025/06/01 10:00(公開)

「5000円以下」「便利なタッチスクリーン」「多彩な機能」で高コスパ! ゲオの「完全ワイヤレスイヤホン TOUCH」を使ってみた

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 ゲオホールディングスが4月下旬に発売した「完全ワイヤレスイヤホン TOUCH」。タッチスクリーンで操作できるというユニークな特徴を持った製品です。実際に試してみる機会を得たので、その魅力を追っていきましょう。

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商品概要

 「完全ワイヤレスイヤホン TOUCH」はその名の通り、ワイヤレス対応のイヤホンになっています。充電ケースに搭載されたタッチスクリーンで音楽や動画の再生・停止などの操作が可能。

 イヤホン本体質量は片耳で約3.7グラム、充電ケースも約44グラムとかなり軽量になっています。連続音楽再生時間は約5時間。本体イヤホンと充電ケースでの充電時間はどちらも2時間で、充電ポートはType-C接続。

 カラーバリエーションは「BLACK」「WHITE」の2種。ゲオショップと公式通販サイトで取り扱い中で、価格は4378円です。

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一番の特徴はタッチスクリーン

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH 充電ケース

 このTOUCHの一番の特徴は、5000円を切るイヤホンながら充電ケースにタッチスクリーンが付いていることでしょう。タッチスクリーンでは、再生・停止、曲送り・戻し、音量やモードチェンジ、それに各種の便利機能が使用できます。

 触っていて驚いたのが、タッチスクリーンの性能の良さ。レスポンスはかなりよく、すぐに指の動きに合わせて画面をスライドできました。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH タッチスクリーン

 筆者がこれまで安価な電化製品でタッチスクリーンを利用した際には、反応が悪くてイライラすることが多く、それが原因で使わなくなることもしばしばありました。しかし、TOUCHではそのような悩みはほぼありませんでした。

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外出時の利用もストレスフリー

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH タッチスクリーン

 もちろん音量操作も充電ケースからできるので、かさばるスマホはバッグにしまい、ポケットに充電ケースだけを入れて操作する、ということも可能です。ケースからイヤホンを出したときのペアリング速度も速いので、歩いている途中で使うのも苦になりません。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH
開けた時の様子
ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH
収納されているイヤホン

 デフォルト画面では、左右イヤホンの充電状況と充電ケースの残量が表示されます。いつ充電すべきかを見逃しにくく、ズボラな筆者としてはかなりありがたい仕様でした。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH デフォルト画面

 側面に物理型の電源ボタンを設けているのも良い点です。必要でないときにシステムが勝手に稼働して困った、というのは多くの人が経験しているでしょう。それだけに、必要な時だけ起動し、必要なくなったら切る、がやりやすいのは助かります。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH 物理ボタン
この物理ボタンが便利なんだ……!

 特にタッチスクリーンはかなり感度が良いため、電源が付いたままポケットに入れるとしばしば誤操作を引き起こします。使用後はしっかり電源を切るようにしましょう。

アクティブノイズキャンセリング機能なども便利

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 イヤホンの音質も悪くなく、同価格帯の物と比べても見劣りはしませんでした。装着感について言えば、普段は耳掛けイヤホンを使っているため、それに比べると安定していないように感じましたが、ジムでの運動時もしっかり利用できました。もちろんイヤーピースは交換可能です。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH
ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 この音質をさらにクリアにするのが、3種類のモード(動画、音楽、ゲーム)と7種類のイコライザー(POP/ROCK/CLASS/JAZZ/VOICE/DJ/DISCO)です。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 それぞれの設定を組み合わせ、自分好みの音に調整が可能。筆者は「動画」と「VOICE」で、YouTubeの配信を音だけ聞いていました。VOICEにすると、普段ならくぐもって聞こえる音が割とよく響いて聞こえる気がするんですよね。そのため、ライブ配信などで話している人の声も聞き取りやすくなったように思えます。

 さらに、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能なども搭載しています。筆者は基本ノイズキャンセリング状態で使用していましたが、こちらもきっちり機能していたように感じます。

いろんな便利機能

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 ほかにもストップウォッチやタイマー、それに懐中電灯機能といった機能が付いています。

 特に、一番便利だと感じたのが撮影機能です。イヤホンを接続し、スマホでカメラアプリを起動すれば、あとは充電ケースのタッチスクリーンを操作するだけでカメラ撮影ができます。

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 スマホスタンドなどに立てかけた状態で離れた地点から写真を撮影するといったことが可能で、旅行での記念撮影などで活用できそうです。

 スマホを手に持って撮影する際に、画面のボタンを押して撮影しなくて済むのもありがたいところ。通常の撮影だとスマホ画面を押すことでブレが発生することもありますが、TOUCHの画面でシャッターを切ることで、スマホを片手でしっかり保持して撮影できました。

 個人的な不満点を挙げるとすれば「ワイヤレス充電に対応していない」部分でしょうか。Apple Watchなども所持している関係上、スタンド型の3in1充電器で同タイミングで充電できないのは多少面倒ではありました。

値段の割に「全てがある」のが強み

ゲオ 完全ワイヤレスイヤホン TOUCH

 「完全ワイヤレスイヤホン TOUCH」で一番魅力に思うのは「全ての機能を網羅している」という点です。

 音質や機能などそれぞれの能力を見ていると「驚くような性能」とまでは言えないと思います。しかし、タッチスクリーンはしっかり動作し、各種便利機能もしっかり実用圏内。「かゆい所まで手が届いている」という印象があります。

 確かに性能1つ1つはこれらを上回るイヤホンもあるでしょう。また、前述のようにワイヤレス充電ができないという不満はあります。しかし「価格は5000円以下」「目玉のタッチスクリーンは便利」「その他の便利機能も十分活用できる」というイヤホンは、なかなかコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。

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