革職人がユニクロの“最強アイテム”を紹介する動画が「こんなん見たら買いたくなる」「価格が安すぎるのでなめてました」とYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で36万回以上再生されています。
ユニクロのベルトを激推し
投稿したのは、兄弟で革職人を営む「新進工房」の公式YouTubeチャンネル(@sinsinkobo)。以前には、俳優の北川景子さんが4歳の娘ちゃんのために作った“バズりバッグ”を再現して話題になりました(関連記事)。
今回取り上げるアイテムは、ユニクロの「イタリアンレザーホールレスベルト」(2990円)です。これまでユニクロのさまざまなバッグを職人目線で解説してきましたが、「今まで一番おすすめしたかったのはユニクロのベルトなんですよね」と言うほど、ユニクロのベルトを推しています。その理由とは?
ちなみに、兄弟ともユニクロのベルトを愛用しており、それぞれ15年ほど使用したというベルトを並べてみました。すると、加工に違いがあり、染料仕上げの方は経年変化で味が出ていますが、顔料仕上げの方は表面に“割れ”が出てしまっています。どちらの加工方法もメリット・デメリットがありますが、この結果を見ると長持ちするのは染料仕上げといえそうです。
縫製をチェック
早速イタリアンレザーホールレスベルトを見てみると、まず「縫製がきれい」と評価しました。しっかり糸目がそろっており、さらに糸処理もきれいで、手間のかかる糸処理方法をしていると説明しています。なお、縫製や組み立てはインドで行っているようです。
ベルト表面には製品情報がいろいろ書いてあり、そこから革を作る工場のタンナー(皮革メーカー)を調べると、イタリア・トスカーナ州で1951年創業の「Volpi(ヴォルピ)」であることが分かりました。
「繊維が詰まってる感じ」
また、おそらくダブルショルダーと呼ばれる、背中と肩のいいところの革を使っているだろうとのこと。というのも、ベルトの裏側を見て「めっちゃ繊維が詰まってる感じ」が分かるといいます。さすが革職人……。
国内でVolpiの革を取り扱っている革問屋さんの公式サイトを見ると、今回のベルトとまったく同じ革ではないものの、同社の革の単価が掲載されており、デシ単価194円との記載がありました。1デシは10センチ四方で、一般的な革はデシ単価60円くらいだそうです。単純計算で3倍以上……!
革職人から見ると、ユニクロの本革ベルトはとにかく素材が良いという評価で、「他で買ったら1万円、2万円近くするんじゃないですか」「ありえるな」なんて会話も。そのため、実際に店頭で触ってみて「革の質感、良さ、感じてください」と伝えました。
「勉強になりました」「3本買いました!」と反響
この動画のコメント欄には「ユニクロのベルト、価格が安すぎるのでなめてました。 実はいい素材使ってるんですね」「ユニクロのベルト昔から良いです」「勉強になりました」「ユニクロのベルト18年ほど愛用してますが、ほんまにコスパ最強です」「3本買いました!」といった声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「新進工房」では、バッグや財布のレビューや革のメンテナンス方法などが公開中。また、Instagram(@sinsinkobo)やX(@sinsinkobo)でも情報を発信しています。
「新進工房」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「新進工房」
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