ねとらぼ
2025/07/28 12:00(公開)

ワンちゃん・ネコちゃんの脱走を防止したい→激安でDIYしたら…… 見事な対策に「ナチュラルで良い!」「おしゃれですね!」

 一緒に暮らすワンちゃん・ネコちゃんが脱走しないように、スライド式の柵をDIYする様子を紹介した動画が、注目を集めています。記事執筆時点で動画はおよそ3万回再生され、900件以上の高評価を獲得しています。

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一緒に暮らすワンちゃん・ネコちゃんが脱走しないように防止柵をDIY

 動画を投稿したのは、YouTubeクリエイターの「かみおか夫婦〜島移住DIYlife〜」(@kamiokafufu)さん。ご夫婦で淡路島へ移住し、素敵な家で暮らすことを目標に古民家をリノベーションしていく様子やDIYの模様をYouTubeで公開しています。

 そんなかみおか夫婦〜島移住DIYlife〜さんが今回投稿したのは、一緒に暮らす犬のむくくん、猫のひのきちゃんが玄関から外に出て行かないようにする脱走防止柵をDIYで作る様子。横開きのシンプルなスライド式の柵で、コストをかなり抑えているのが特徴とのことです。

ワンちゃん・ネコちゃんが玄関まで脱走しないように防止柵をDIY!
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ホームセンターの木材を使ってDIY! まずは外枠作りから

 まず用意するのは、ホームセンターで購入した27×40×2700ミリのホワイトウッド木材15本。ここから横用の木を2本、縦用の木を14本切り出します。横用の木は920ミリ、縦用の木は2300ミリで、それぞれカットします。

ホームセンターで木材を調達
ホームセンターで調達したホワイトウッドを使用

 切り出した木材は角をトリマーで丸く加工し、さらに240番のサンドペーパーで綺麗に磨きます。このひと手間のおかげで、使う人や一緒に暮らすワンちゃん・ネコちゃんが怪我をしてしまうリスクを抑えられます。

トリマーとサンドペーパーで表面を綺麗に仕上げてケガを防止

 続いて、柵の下になる木に柵がスライドするためのガイド用の溝を作る作業。溝の位置を決めたら、丸ノコでおよそ1センチ分の溝を作り、ノミやヤスリで仕上がりを整えます。

丸ノコとノミとヤスリでガイド用の溝を作成

 次に柵の外枠を組んでいきます。後工程を踏まえて、まずはいったんビスで仮止め。サンドペーパーで表面を整えつつ外枠が出来上がったら、四つ角に角材を付けていきます。これは柵の補強とスライドを補助する戸車を設置するためとのことです。

外枠の四つ角には柵の補強と戸車設置用の角材を追加
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柵を組み立てて、スライド用の戸車の下準備

 外枠が出来上がったら、枠の中の木をボンドとビスで付けていきます。今回は柵の間隔を4センチにするとのことで、スペーサーで距離をきちんと取りながら作業を進めます。なお、柵の間隔は飼っているワンちゃんやネコちゃんの体型などを踏まえて変えたほうが良いとのことです(子猫を飼っている人は3センチくらいがオススメとのこと)。

柵の間隔は飼っているワンちゃん・ネコちゃんのサイズに合わせて調整
いったん組み立て完了

 組み立てが完了したら、柵を設置後に巾木(はばき)に当たる部分を丸ノコなどでカットし、切断面をサンドペーパーで綺麗に磨きます。そして戸車を付けていきます。

 まずは戸車を付ける位置にあてて印をつけます。そして印の両端にドリルで穴を開け、マルチツールやノミで線に沿ってカット。その後、隙間に戸車がピッタリはまるか確認します。問題なければ、まず戸車のカバー部分だけを隙間に入れてビスで固定。そして反対側の角も同じように作業します。戸車の作業は、いったんここでストップです。

ドリルで穴を開け、マルチツールやノミで綺麗にカット

最後の仕上げ! 木材の反りを調整し、戸車を付けて柵は完成!

 戸車のカバーを取り付けたら、次に外枠に取り付けた木材の調整です。枠内の木が反っている影響で木の間隔が若干ずれているのを整えていきます。

 作業としては、柵の中央に板を1枚、ボンドとフィニッシュネイルで付けていきます。4センチのスペーサーを木材の間に入れて、間隔のズレを修正しながら作業を進めていきます。最後に開け閉めを補助する木材を取り付けてオイルで塗装したら、柵の組み立ては完了です!

木材が反らないように横木を添えます
板を使って木材同士の間隔のズレを調整
柵の組み立てと塗装が完了!

玄関にレールを設置して柵を取り付け

 続いて玄関にレールを設置します。まずレールに戸車を取り付け、壁との間隔がそろっているかを確認しながらビスで固定していきます。ビスがはみ出ていると戸車の動きに影響が出てしまうため、慎重に作業を進めます。設置できたら、柵がゆっくり閉まるようにするソフトクローズ用の金具をつけてレールは完成です。

天井にスライドレールを設置
天井にスライドレールを設置

 レールが設置できたら、いよいよ柵をレールに設置します。レール上の戸車を柵側の金具に引っかけて、戸車をビスで固定。その後、柵がまっすぐになるように戸車を調整します。そして、柵の動きやソフトクローズなどの機構がきちんと機能するかを確認。問題なければ、最後に柵の下にスライド用のガイドを取り付けて完成です!

柵を固定すれば……
柵をレールに固定して動きに問題がないか確認

脱走防止柵が完成! 「プロ並み!」「ナチュラルな感じでいい!」など反響の声

 こうして完成したのが、玄関のアクセントにもなるオシャレな脱走防止柵!

脱走防止柵の完成!

 上下のレールとガイドのおかげでズレる心配もなく、閉じる際はゆっくり閉まる設計で使い勝手も抜群! 動画内では犬のむくくんと猫のひのきちゃんが柵の前でたたずむ姿も確認でき、脱走防止の機能をしっかり果たしているのが分かります。オシャレで機能面もバッチリと、まさにかみおか夫婦〜島移住DIYlife〜さんのアイデアが光る一品ですね!

一緒に暮らす犬たちが脱走する心配ゼロ!
一緒に暮らすワンちゃん・ネコちゃんの脱走もしっかり防止!

 動画には「プロ並みに技術が上がってるのが素晴らしい」「ナチュラルな感じで、空間に馴染んでいて良いと思います!」「すごくおしゃれですね!」「綺麗な柵でしかも安く済むってステキですね!」といった声が寄せられていました。

 ちなみに、今回の脱走防止柵にかかった材料費は計1万2000円と低コスト。投稿者さんいわく「そこまで難しいこともしていないので、ぜひ参考にしていただければと思います」とのことでした。皆さんも真似してみてはいかがでしょうか?

動画提供:かみおか夫婦〜島移住DIYlife〜(@kamiokafufu)さん

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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