義家族と住む古家“2階”に異変→定点カメラが捉えたモノが「すごい」と話題　その後どうなった？現在を聞いた

　「家の中でどうしても気になるところがあって……」と、女性が夫家族と住む古屋を調査する動画が2024年5月、YouTubeに投稿されました。当時ねとらぼの記事でも取り上げ、ゾクッとするような展開が反響を呼んだ「怪奇現象が起こる家」（関連記事）について、投稿主でロシア出身の怪談作家・クセーニャ（旧名：クシュー）さんに話を聞きました。

怪奇現象にあったことがある2階で検証

　クセーニャさんは、日本における実話の心霊体験に興味を持ち、作家として活動しながら、YouTubeチャンネル「クセーニャは見た!!」（旧チャンネル名：心霊プロジェクト【ドリームチーム】）では日本の心霊スポットを探索する様子などを発信。そんなクセーニャさんが「心霊スポットよりも撮影するのが怖い」と語るのが2020年ごろから住んでいる自宅です。

定点カメラを設置することに

　これまでにも不思議な体験をしたという自宅の2階。さまざまな荷物や棚が置かれた畳の部屋を調査するため、動画では勇気を出して定点カメラを設置して確認しました。すると、何かを引きずるような異音や奇妙な光に加えて、「チャリン、チャリン」というベルの音が。これは、クセーニャさんが2023年のお盆の夜の1時に聞いた音と同じかもしれないとのこと。

ベルの音を調査しようと思ったら“女性の声”が

　そして2本目の動画では、クセーニャさんが音に心当たりのある2階の別室を調査。普段は編集作業などをする部屋の窓に、実はベルがついた土産物が飾ってあったのです。映像で聞こえたのはこれかも……と、ちょうど話しているそのとき、撮影しているカメラのすぐ近くで女性の声のような音が……！（※2分50秒～。イヤホンをして音量を上げると左側に聞こえます）。なお、その後この別室も定点カメラで調査していますが、この日はベルの音はしませんでした。

「怪奇現象が起こる家」の現在は

　視聴者に「どう思うか聞きたい」と呼びかけたこの動画シリーズには、「オーブのようなものと、こすれるような音？」「イヤホンしなくても何か喋っていた感じがしましたね！」「確かに、音が聞こえてる！」「ヒト型のような歩いてるような感じがします」と異変を感じた人の声が寄せられ、1本目の動画は5600再生を突破。注目を集めた「怪奇現象が起こる家」ではその後なにか起きたのか、ねとらぼ編集部がクセーニャさんにお話を聞きました。

――投稿や記事には大きな反響がありました。反響への感想や印象的なコメントがあれば教えてください

クセーニャさん：【怪奇現象が起こる家】の動画のシリーズは結構いい反響があったと思います。おかげさまで5666回再生され（インタビュー時）、私のチャンネルにおいて最も早いペースで最大の再生数を記録しました。

　視聴者様が一生懸命に怪奇現象を探してくれて、自分も気付いていなかったものも発見されましたし、うれしいですね！　印象的なコメントは、やっぱり「何分何秒に……」と書かれたものです。自分もまた動画を撮影したくなります！　皆さんと一緒に心霊研究者になった気分です。

――現在も異変のあったご自宅にお住まいでしょうか？　あれから様子に変化はありましたか？

クセーニャさん：現在もその家に住んでいます！　相変わらず気配がします！　今年の1月2日ぐらいに夜遅く起きてたら、階段を上がる音が聞こえました。

――最近のご自宅での出来事で、印象に残っているエピソードがあれば教えてください

クセーニャさん：最近2階の物置で検証したときには、普段心霊スポットで使っている電磁波を測る機械（トリフィールドメーター）が古い鏡に反応しました。しかも「あなたは男性ですか」と聞いたら機械の数字が急に上がりました。鏡の後ろの壁に電気線がないのにもかかわらず、古い鏡になぜ反応するのでしょうか。

　また、別日に「ゴーストチューブ」というアプリを使ったら、すごい反応がありました。本当に会話をしてくれている気がしました。2階の部屋には本当に心霊スポットとあまり変わらない雰囲気があります。検証をしているときにもずっと鳥肌が立っていました。

（了）

　YouTubeチャンネル「クセーニャは見た!!」では、2025年に入ってからも「怪奇現象が起こる家」の続編が公開中。先日には、怪談蒐集家の西浦和也さん（@nishiurawa1999）とのコラボ動画も公開され、怪談系イベントに登壇するなど、怪談師としても注目を集めています。情報はクセーニャさんのX（Twitter：@KaidanWriter）でも発信中です。

画像提供：YouTubeチャンネル「クセーニャは見た!!」さん