毒ヘビとして知られる「コブラ」を見るためにインドへと向かった生物探検家。街中のいたるところでヘビを探し捕獲する様子がYouTubeに投稿されました。動画には「怖いけどかっこいい〜」「インドでは想像以上にヘビが身近な存在なんですね」といった、コメントが寄せられています。
生物探検家のトノムラさん
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「生物探検家トノムラ」。生物探検家の外村康一郎(トノムラ コウイチロウ)さんが大好きな生物を探し、世界中を探検する様子を公開しています。
以前はフォトグラファーの眼遊さんと生物系YouTuberのうごめ紀さんとともに、世界最大の花・ラフレシアを探す様子が話題となりました。今回はトノムラさんが“ある”生き物を見るため、インドに向かった時の様子を紹介します。
有名な毒ヘビ「コブラ」を探しにインドへ
さまざまな映画や物語に登場したり、図鑑やヘビ使いでもその姿と名前が知られていたりと、ヘビの中ではかなり有名な存在である「コブラ」。そんなコブラを一度は見てみたいと思っていたというトノムラさんは「インドに行けばなんとかなるのでは」と考え、サクッとインドに向かうことにしました。
そしてインドに到着し、まずは歩いてコブラを探してみることに。サルの一種「ラングール」や世界一美しいシカとも呼ばれる「アクシスジカ」、コブラのエサとなるリスの一種「ヤシリス」などを発見することができましたが、残念ながらコブラと出会うことはできませんでした。
1人でコブラを探すのは難しそうということでいろいろと調べてみたところ、インドでは街に出た毒ヘビを捕まえる「スネークレスキュー」という仕事があることが判明。そこでスネークレスキューをしている人の所に行き、修行させてもらえないか交渉することにしました。
スネークレスキューに同行
その後スネークレスキュー歴10年のベテラン・スニルさんの元を訪ねたところ、快く同行させてもらえることに。スネークレスキューは人里に侵入したヘビを捕獲し、保護区に逃がす仕事です。実はインドでは毎年77~124万件ものヘビ咬傷(こうしょう)が発生していて、重大な社会問題になっているのだとか。
今回スニルさんとトノムラさんが通報を受けて向かった場所は民家で、とても狭く自由に動くことも難しい現場でした。生物好きなトノムラさんは楽しみでヘビを捕まえに行ったけれど、狭いところで何のヘビが潜んでいるか分からないという状況は、正直怖かったと語ります。
あまりの狭さにトノムラさんが苦戦していると、いつの間にかスニルさんがヘビを捕獲していました。今回捕まえたヘビはコブラではなく、無毒の「インディアンラットスネーク」。ヘビについて住民に説明してから捕まえたヘビを容器に入れ、封をしたらこの現場での作業は完了です。
また通報があり、次の現場に向かうとこちらもインディアンラットスネークの姿がありました。即座に捕獲して袋に入れ、ヘビについて説明をしてから次の現場に向かいます。トノムラさんによると、住民にヘビの種類を説明することも、スネークレスキューの大切な仕事なのだそうです。
続いて「スネークフック」というヘビを捕まえるための道具をバイクに取り付け、次の現場へ向かいます。1つ仕事を終えるたびにすぐさま次の現場へ……。今度は八百屋さんにヘビが出現したようです。八百屋さんにいたのは……“ビックサイズ”なインディアンラットスネークでした。
スニルさんとトノムラさんが作業をしていると、いつの間にか八百屋さんの周りに人だかりができていました。インドにおけるスネークレスキューは、街のヒーローのような存在なのかもしれません。続く現場でも、小さなインディアンラットスネークを捕獲。インディアンラットスネークは無毒のヘビですが、住民は他の毒ヘビと見分けがつかず、見分けることも難しいのが現状のようです。
スニルさんの元には1日20件ほどの通報があるそうですが、そのうち5~6件は「猫が高いところに登った」「リスを拾った」といった問い合わせとのこと。実際にヘビを捕まえられるのは残る15件のうち5~10件ほどであり、通報を受け次第すぐに現場に向かっても渋滞に巻き込まれたり距離が遠かったりするためなかなかヘビを捕まえられず、収入を得られる機会は少ないのだとか……。
ついにインドコブラを発見
続く現場では、インドコブラの脱皮殻を発見。その大きさからアダルトのフルサイズだと思われるため、なんとか捕まえなければなりません。なおコブラはこれまでとは違って毒ヘビであること、またインドでは保護動物となっていることから、一般の人が駆除することはできないそうです。
今回はヘビを入れるための袋と筒を先に用意してから、コブラが潜んでいる壁を叩いて軽く壊していくことに。慎重に作業を進めていくと何の前触れもなく、壁の穴から突然コブラの頭が出てきました。これはかなりいいサイズのインドコブラです。
その後も慎重に作業を進め、スネークフックと壁を使ってコブラが事前に用意しておいた袋の中に入るように誘導します。袋に入ったところで無事に捕獲できたと気を抜いてしまいそうですが、実はこのコブラを袋に入れて袋の口を縛る段階が非常に危険なのだとか。トノムラさんの知り合いにはこの段階で袋越しにかまれてしまい、指にまひが残るケースもあったといいます。
無事にインドコブラを捕獲したスニルさんとトノムラさんは、フォレストエリアと呼ばれる森林の保護区へとやって来ました。そして人がいるところに戻ってきてしまうことを避けるためにかなり長い距離を歩いてからインドコブラを野に放ち、野に放ったばかりのインドコブラを撮影することに。
トノムラさんによるとインドコブラを含む、「インド4大毒ヘビ」と呼ばれる4種のヘビは毎年5万8000人もの命を奪っているそうです。インドコブラはネズミやは虫類、カエルなど何でも食べるため、農村や都市にも潜み、その上毒性が非常に強く、40ミリグラムほどの毒があれば体重80キロのトノムラさんの命を奪える計算になるのだとか。そんなインドコブラは最大250ミリグラムほどの毒を備えているといわれているそうです(毒は全て乾燥重量換算)。
野に放ったインドコブラを嬉々として撮影していましたが、残念ながら通報が入ってしまったため、次の現場へと向かうことに。向かった現場にあった、ヘビを閉じ込めてあるというバケツの中を慎重に確認すると……そこには小さなコモントリンケットラットスネークが入っていたのでした。
今回のスネークレスキューでは、インディアンラットスネーク4匹、インドコブラ1匹、コモントリンケットラットスネーク1匹の計6匹のヘビを捕獲。最後はみんなで熱々の食事を楽しみ、なんとも刺激的な一日を終えたトノムラさんなのでした。
「蛇苦手だけど面白い!」と反響
動画には「怖いけどかっこいい〜」「この動画すごいなぁ」「蛇苦手だけど面白い!」「ヘビおらんなあ…せや! でスネークレスキューに行ける勢いが好き」「こんな身近な場所にコブラがいるとは恐ろしいですね…保護されているとはいえ被害件数が多いのも納得です」「インドでは想像以上にヘビが身近な存在なんですね! 命懸けのスネークレスキューですから捕獲できなくても出張代くらいは欲しいところ…良心的ですね」といったコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「生物探検家トノムラ」では、生物を求めて世界中を探検するトノムラさんの活動を公開中。特に昆虫やは虫類が好きな人は、遊びに行ってみるとよさそうです。
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