「平面に物を置かない」「定位置を決める」　“コックピット”みたいに機能的でオシャレなキッチンをつくるコツが参考になる

　機能的でおしゃれな一人暮らしのキッチンを紹介した動画が、YouTubeで話題です。記事執筆時点で動画は4万5000回以上再生され、540件以上の高評価を獲得しています。

　この動画を投稿したのは「namytone | ナミトーン」（@namytone.）さん。福岡を拠点にフリーランスとして活動しており、YouTubeでは日々の生活や暮らしぶりを発信しています。

　そんなnamytoneさんが今回の動画で取り上げたのは、シンプルにまとめられた自宅のキッチン周り。日々の暮らしの中で感じる小さな不便を一つ一つ解消しながら、ベストなスタイルをめざしているそうです。

すべてに手が届く“コックピット”をめざすキッチン

　namytoneさんの自宅は、玄関を入って左側にキッチンが位置しており、右側にはリビングという間取り。キッチンに窓がある物件を探していた中で出会い、「ビビビっときた」そうです。

　そんなnamytoneさんがめざすキッチンは、「機能的でコックピットのようなキッチン」。カウンターやラックを上手に活用して、すべての物が手の届く範囲にある空間をつくり上げています。

　シンクと冷蔵庫の間には、お菓子作りの道具や水を保管しているキャスター付きのラックがあり、隙間を有効に活用。シンク下のスペースには、スポンジなどのキッチン用品や掃除道具が仕切りやファイルボックスでまとめられており、毎日使う物がサッと取り出せたり、在庫が分かりやすくなっていたりと工夫が満載です。

　キッチン道具も、市販のケースや仕切りを上手く活用して収納。キッチン上部の戸棚やガス台下の収納スペースにも、お弁当グッズや調味料、調理器具などが綺麗に整理されています。サッと取り出せるように場所や置き方が考えられているだけでなく、一目で何か分かるようにラベリングしているなど、まさにコックピットのような機能性にあふれています。

　ガス台下の一番下の段には、鍋やフライパンが綺麗に収納されています。“重ねすぎず・詰め込みすぎない”ように意識しているとのことで、こうした物が増えすぎないための工夫も参考になりますね！

ユニットシェルフなどで機能性をさらにアップ！

　キッチンはもともと壁付きである程度の収納スペースがありましたが、理想のキッチンをめざして、namytoneさんは市販のユニットシェルフを購入。そこにコーヒー道具や食品のストック、布巾などの布類を収納しています。キッチンペーパーホルダーを取り付けて、サッとペーパーを取り出せるようにした使い方は、「我ながら満足」とお気に入りのようです。

　またキッチンの中央には、ブックシェルフとデスクを合わせたアイテムも設置。シェルフにはお皿やカトラリー、保存用の容器などが綺麗に収納されており、“手の届く範囲にアイテムをまとめる”というこだわりが見えます。デスクは料理をする時のフリースペースとして活用しているそうです。どことなく秘密基地のような雰囲気もあって、とても素敵ですね！

　またnamytoneさんは、食器棚にもブックシェルフを活用。圧迫感がないようにと、背板がない北欧風のアイテムを使っています。よく使うマグカップなどは棚に並べ、それ以外は下のスペースに収納。とても機能的でオシャレに見えますが、ご本人いわく「まだまだ課題は山積み」とのこと。理想のキッチンへ向けたこだわりを感じます。

快適なキッチンをつくるためのマイルールも

　動画の終盤には、namytoneさんがキッチンづくりで大切にしているマイルールが紹介されています。「平面に物を置かない」「見せる収納は素材をそろえる」「使用頻度が高い物は取りやすさにこだわる」「（物を置く）定位置を決める」「詰め込みすぎない」など、どれも参考になるものばかり。

　このマイルールを聞いた上で、あらためてnamytoneさんのキッチンを見てみると、たしかにテーブルやシェルフの上には物がなく、それぞれの物にも定位置が決まっています。よく使う物は、取り出しやすい位置に取り出しやすいスタイルで収納されていますし、収納スペースにも余裕があります。

　日々の生活の中で“住みながら「ベスト」を見つけていく”という考え方を大切にしているnamytoneさん。そのキッチンには、マイルールとこだわりが詰まった、暮らしやすい工夫に満ちた空間が広がっていました。動画で紹介されたアイデアの数々、すぐにでも真似してみたいですね！

画像提供：namytone | ナミトーン（@namytone.）さん