築48年の団地を“シンプルで使いやすく”　アイデアたっぷりのお部屋に「やっぱり工夫とセンス」「真似させてもらいたい」

林美由紀

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　築48年の団地のルームツアー動画が46万回以上再生され、「いやー!!　勉強になりました！」「アイデアたっぷりで、温もりあるお部屋ですね！」などのコメントが寄せられています。

動画は2023年に公開

　動画を投稿したのは、団地のルームツアー動画を公開しているYouTubeアカウント「DANCHI_NO_OUCHI（@DANCHI_NO_OUCHI）」です。

　今回のお部屋は、親子3人が住む築48年の団地の一室。住人の__daamama（@__daamama）さんは家賃が安いのがメリットだと感じて引っ越してきたそうです。2Kを1DKとして使用しており、実際に住んでみると住みやすい間取りだといいます。

コンパクトで無駄のない空間

　薄いオレンジ色のかわいいドアを開けると、コンパクトな玄関が現れます。ドアにお掃除道具をかけていたり、シンプルな靴箱の上には、アクセサリなどをまとめて置いてあります。壁はウォールステッカーで装飾され、遊び心を感じます。

　玄関のすぐ隣にはお風呂があります。脱衣所がないため、カーテンレールを付けて、カーテンで仕切れるようにしているそうですが、実際には開放感を出すため、カーテンを付けたことはないといいます。洗濯機も置かれ、頭上には突っ張り棒で棚も作られていて、空間を上手に使っている印象を受けます。

脱衣所はありませんが、カーテンで仕切れるようになっています。お風呂の戸にはおしゃれなシール

　玄関、洗面所、廊下、トイレなども、コンパクトながら、無駄のない空間です。洗面所はお湯が出ない、昔ながらの水道。歯ブラシやコップ、ハンドソープなどの洗面用具などは使い勝手を重視し、生活感が出ても見せる収納にしているそうです。姿見は、玄関を出る時に全身をチェックできる位置に置いてあります。

押し入れをデスクのように

　続いて4.5畳のお部屋です。こちらは家族3人で大の字で寝ているという寝室兼クローゼット。家族3人分の洋服がすっきりと整理されています。壁にはかわいらしい時計や額縁が飾られていてほっこり。この部屋の押入れを開けると、上段は__daamamaさんのスペースで、好きなものを飾ったり、しまったりしています。またデスクのように使っているそうですよ。

DIYカウンターで使いやすいキッチン

　続いてキッチンの紹介です。キッチンカウンターをDIYし設置することで、リビングとの仕切りにすることができます。また作業スペースが少なめの団地のキッチンですが、作業もしやすくなったのだとか。使いやすいようにアップデートしているのがステキです。生活感の出る電子レンジやケトル、炊飯器は布を目隠しとして使用しています。

　キッチンの棚は、お茶や薬、スティック飲料などをキャニスターやオシャレな入れ物に入れて見せる収納を、カラフルなものや調味料、グラスやコップなどは生活感が出るため、隠す収納をしています。IHを置き、よく使う調理器具や調味料もまわりに配置。食器も使う分だけコンパクトにしまわれており、使いやすそうなキッチンです。

リビングはキッチンと一続きに

　リビングルームは、6畳。家族でご飯を食べたり、テレビを見たりしながら過ごしているスペースです。キッチンとリビングの間のふすまを外し、キッチンと含めて、12畳一部屋として使っています。外したふすまは部屋の隅に布をかぶせて置いてありました。言われなければふすまとは気づかないほど、空間になじんでいます。

　リビングにはソファーやテレビ台、DIYした折りたためるテーブルを置いています。押し入れには、息子さんのおもちゃのほか、書類、衛生用品など大人が普段使うものを収納しています。ナチュラルテイストのインテリアや雑貨など、色味を抑えた統一感のある雰囲気の中で、ここだけは、おもちゃなどがあるため、「カラフルOK」としている場所なのだそうです。