元気いっぱいの小さな子猫のため、ズボラなシンママが3日かけてDIY→完成品に「とてもすてき」「腕前すごい」

　元気いっぱいの子猫のためになるべく出費を抑えつつも“ある物”を作ろうとするズボラなシングルマザーのDIY動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で4万2000回を超えています。

子猫のため大急ぎで作る

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ねこたまDIY～シンママウメ子のガサツ工房」のウメ子さん。以前には、賃貸住宅の壁を傷つけずに収納スペースを作っていく様子が話題になりました。

　今回は、3店舗もはしごして安価な「すのこ」を購入。前から家にあったワイヤーネットやコンクリートパネル（コンパネ）などと合わせて、大急ぎで加工していきます。

　その理由は、小さなニャンコにありました。知人所有の倉庫で生まれた女の子を引き取ったそうです。赤ちゃんニャンコにとって家の中は危険な物が多く、5匹の先住猫に少しずつ慣れさせるためにもケージを作ることにしたと伝えています。

ミスをしても慌てず作業

　すのこ4枚をケージの背面と側面として使い、コンパネをカットして床と天井にするそうです。ワイヤーネットは角材と組み合わせて扉にするとのこと。まずは、すのこの土台部分を一部切り落として「コ」の字型に組みました。

　続いて天井用のコンパネをカット。しかし、採寸が間違っていたらしく微妙にサイズは合っていません。こんなときは「ミスをいったん忘れて冷静になる」のがポイントなのだそうです。落ち着いてサイズを測り直し、再びパネルを切りました。

　コンパネの厚みに合わせてすのこの端部を切ったら、手持ちのペンキで着彩。いい感じに白く仕上げました。

作業2日目

　作業2日目は扉の枠を作るため、角材を切るところから始めます。手持ちの短いビスを活用するべく「木材に掘った穴の奥で固定する作戦」を取りましたが、どうにも不安定です。結局長いビスを追加で購入。しっかり長さがあるので問題なく枠を固定できました。まさに適材適所。

　完成した木枠はすのこと同じ色に塗り、コンパネ製の天板はニスで着彩。濃い茶色に仕上げました。また、最初に切り出した「サイズが微妙に合っていないコンパネ」は床板として使うことにして、可能な限り無駄を省きます。

作業3日目

　作業3日目は、ノコギリとニッパーを駆使してどうにかワイヤーネットを切断。頑張って切ったネットをタッカーで木材に固定したら扉の完成です。後は各パーツを組み上げていくだけですが、天井板と扉が干渉してしまい、うまく収まりません。

　試行錯誤の末、扉と接触しているすのこの土台部分を一部カット。パーツ同士が干渉することなく扉を取り付けられるようにしました。左右の高さをそろえて蝶番で固定します。

扉になにやら違和感……

　しかし、向かって右側の扉は全体的に反っており、下側が若干出っ張っています。その原因は枠として使った角材。もともと角材自体が若干反っていたのです。使うにあたり比較的真っすぐな部分を切り出しましたが、微妙に収まりが悪くなってしまいました。

　とはいえ開閉は可能なため、ウメ子さんは強行突破することにします。扉の外側に取っ手と留め具を取り付け、内側には扉が勝手に開くのを防ぐアイテム・ローラーキャッチを追加しました。このローラーキャッチを、左側は上部にのみ、右側は上下に取り付けます。扉を閉める際に軽く下側を押すことで出っ張らないようにしました。まさかの解決策。

　ここで、ウメ子さんは手元にあったひもとコンパネを利用し、ケージ内に“ロフト風の中2階”および上るための坂道を構築。カーペットシートの切れ端を敷き、フワフワの床に仕上げました。

新しい家族の名前

　ついに完成したケージはリビングの一角に配置。しばらくの間、夜はこの中で過ごしてもらいます。家族で話し合った結果、このニャンコの名前は「ちゃむ」に決まったそうです。

　ウメ子さんが必死に自作したケージに、コメント欄では「めっちゃかわいい」「とてもすてきですね」「素晴らしいDIYですね」「こんなに大変なんですね」「なんだかんだでステキな作品を作り上げるDIYの腕前すごい」といった声が寄せられています。

　ウメ子さんは、この他にも「欲しいものは自分で作る！」をテーマにDIYで快適な住環境に仕上げていく様子をYouTubeチャンネル「ねこたまDIY～シンママウメ子のガサツ工房」で公開中です。

「ねこたまDIY～シンママウメ子のガサツ工房」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「ねこたまDIY～シンママウメ子のガサツ工房」