ねとらぼ
ビフォーアフター
2025/08/23 20:15(公開)

IKEAの499円格安ブラインド、DIYで改造すると…… 便利さ爆上がりの工夫に「天才的アイデア」「素晴らしいDIY」 

 IKEAの格安ブラインドをDIYして改造する動画が5万4000再生を超え、「いや、すごすぎる〜」「ありゃ~~~~!!!天才…!!」と話題です。

 動画を投稿したのは、数々のDIY製作記動画を公開している、YouTubeアカウント「あるっテクDIY(@diy4320)」さんです。今回はIKEAのプリーツブラインド「SCHOTTIS(ショッティス)」を、簡単に開閉できるようになるDIYの紹介です。

advertisement

IKEAの「SCHOTTIS(ショッティス)」を使いやすくDIY!

 IKEAの「SCHOTTIS(ショッティス)」は、窓の日差しを調整するプリーツブラインドで、日差しを和らげるホワイトは499円、遮光タイプは999円です。カッターで簡単に切れるので、窓の幅に簡単に合わせることができるのも人気の理由ではないかと、あるっテクDIYさん。

IKEA「ショッティス」を使いやすいようにDIY
IKEA「ショッティス」を使いやすいようにDIY

 ただ購入時のままだと、開閉時に使うアタッチメントは付いているものの、窓を開閉するたびにアタッチメントで留めるのが少々手間。そう感じたあるっテクDIYさんは、普通のブラインドのように開閉できるDIYを考えたそうです。

改造前のショッティス
改造前のショッティス
アタッチメントを使って開閉するのが面倒……
アタッチメントを使って開閉するのが面倒……

 早速、製作する前の準備として、ブラインドを設置したい窓枠の高さと幅を正確に測ります。窓枠の中にショッティスを設置しますが、左右5ミリずつ隙間をあけるため、ショッティスは窓枠から10ミリ引いた幅にします。ショッティスのオリジナルの大きさはホワイトが幅900ミリ、遮光タイプが幅1000ミリです。

ショッティスの幅は窓枠-10mmにします
ショッティスの幅は窓枠マイナス10ミリにします
advertisement

材料と道具

材料と道具
材料と道具

 用意した材料はショッティスに突っ張り棒、透明ボビン、カレンダー用フック、両面テープ、結束バンド、ブラインド用昇降コード、養生プラダン。

 突っ張り棒は窓枠の幅に合うもので、少し引っ張るだけで窓枠に合う、できるだけ長いものを選びます。透明ボビンは1つの窓に4つ使用します。いずれもホームセンターや100均で手に入れられます。

 続いて、100均のカレンダー用フックと長さ100ミリくらいの結束バンド、再剥離可能な10ミリ幅の両面テープも用意します。次に、ホームセンターのブラインドコーナーにある、ブラインド用昇降コードも購入します。長さは(窓枠幅+高さ)×4ほど必要ですが、10メートルあれば大き目の窓でも十分足りるそうです。最後は養生プラダン。ある程度硬いものなら何でもよいそうですが、今回は2.5ミリ厚198円のプラダンを使用しています。

 使った道具はカッター、ニッパー、ペンチ、メジャー、マーカー、セロハンテープまたはメンディングテープ、定規、カッターマット。

advertisement

DIYスタート!

 まずはショッティスが窓枠幅マイナス10ミリの長さになるよう印をつけ、カッターでのこぎりのようにゆっくり、まっすぐ切ります。次にカットしたショッティスと同じ長さと幅のプラダンを用意(動画では、強度が足りないため倍の幅に切って二つ折りにしています。強度は素材によって異なります)。

カッターでまっすぐに切ります
カッターでまっすぐに切ります

 ショッティスの端に付いている窓枠取付用の両面テープを外してプラダンを貼り付けます。これで、ショッティスがふにゃふにゃ曲がらなくなります。

ショッティスの上部にプラダンを貼ります
ショッティスの上部にプラダンを貼ります

 ショッティスの反対側の端に両面テープで突っ張り棒をくっつけていきます。突っ張り棒の端が両端から5ミリずつ出るように伸ばしておき、まずは突っ張り棒の太い部分を貼り付けます。窓枠の幅の1/4と3/4の位置に印をつけ、カッターで少し切れ目を入れておきます。

突っ張り棒の両端を5mmずつ出します
突っ張り棒の両端を5ミリずつ出します
窓枠から1/4のところと3/4のところに印をつけます
窓枠から1/4のところと3/4のところに印をつけます

 次にクリアボビンに結束バンドのヘッドを下向きにして通し、その結束バンドをショッティスの切れ目に通します。もう1つのクリアボビンに結束バンドを上向きにして通し、突っ張り棒を挟んで最初のクリアボビンと互いに連結させます。もう1セット同じものを作ります。

クリアボビンに結束バンドを通します
クリアボビンに結束バンドを通します
突っ張り棒を挟んでボビンを連結します
突っ張り棒を挟んでボビンを連結します

取り付けていきます!

 昇降コードを垂らす位置を左右どちらにするか決め、改造したショッティスを窓枠に取り付けます。ショッティスは広がらないようヒモでくくっておきます。突っ張り棒にショッティスが巻き付いている方を手前にし、上に10ミリほど隙間をあけて、窓枠の中に突っ張り棒を突っ張っていきます。完全に突っ張ったら、突っ張り棒の細い部分とショッティスを両面テープで貼り付けます。

上10mmを開けて突っ張り棒を突っ張ります
上10ミリを開けて突っ張り棒を突っ張ります

 今回は左側に昇降コードを垂らすため、窓枠の左の、ボビンより少し上の位置にカレンダーフックを打ち込みます。フックのロックはあけておきます。次に昇降用コードを(窓枠幅+窓枠高さ)×4の長さに切り、窓枠左下20センチのところにピンを差してコードの中心を巻き付けます。 

 コードの片方をカレンダーフックと左側のボビンに引っかけ、もう片方をフックと右側のボビンにかけて左下に降ろし、フックのロックを閉じます。

コードをショッティスに取り付けます
コードをショッティスに取り付けます

 左下に降ろした昇降コードの長さをそろえて、ボビンとショッティスを水平にしたらその状態で4本のコードを結びます。ショッティスをくくっていたヒモを外し、昇降コードでショッティスの開閉を試してみて、問題がなければプラダン下部のコードをテープで留めて昇降コードに重りをつけます。ショッティスと釣り合う重さなら、ぬいぐるみなどでもOKだそうですよ。

重りを用意します。
重りを用意します。

 重さが釣り合うと、ショッティスの開閉を好きな位置で止められます。ショッティスがうまく畳まれないときには、プラダンを少し引き上げるとうまく畳めるといいます。ボビンの角度やコードの貼り具合が原因なので、そのあたりを調整すると解決できるそうです。

重さが釣り合うと好きなところで止めることができます
重さが釣り合うと好きなところで止めることができます
ビフォーアフター
ビフォーアフター

 あるっテクDIYさんは、遮光タイプも同じ要領で作り、ショッティスホワイトの上に取り付けています。遮光タイプの内側はダークグレーでインテリアとしてもよさそうです。夏の窓の断熱も期待できますね。動画では、横幅が大きい窓の場合の取り付け方も紹介されていますよ。

ワイドな窓の場合
ワイドな窓の場合

「すごすぎる〜」と反響

 動画を見た人からは「いや、すごすぎる〜」「面白い!天才的アイデアですね!途中で止めたい時はどうするんだろうと思いながら見ていましたが、ちゃんとそこまで考えてあった〜」「素晴らしい創作です!ぜひ参考にさせてください」などのコメントが寄せられています。

 「あるってくDIY」ではDIYの動画を投稿しているほか、ニッチ(壁面の一部をくぼませて作り出したスペース)をあとからDIYで壁に埋め込める家具「アトニッチ」を販売しています。

「アトニッチ」は手間とコストのかかるニッチを手軽、手頃に設置できるキット。多様なラインアップとカラーがあり、壁の厚みに合わせてオーダーメイド可能とのこと(詳細は動画を参照)

動画提供:あるっテクDIY(@diy4320

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia Inc. All Rights Reserved.